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30 揺らぐ銀行の地盤 改革必須

Insight Tech アイタスクラウド営業担当です。
ついに始まりました。銀行の手数料が値下がりするようです。
およそ半世紀変わらなかった銀行の収益源にメスが入りました。

銀行間手数料、半世紀ぶり下げ 振り込みは60円以上安く
2021年3月2日 日本経済新聞

昨年まとめられた公取委の報告を基に引き下げに動くようで、本年10月1日から適用のようです。

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ここ数年で銀行を取り巻く環境は大きく変化しています。
・人口減による地銀再編
・給与のデジタルマネー払いによる個人の口座離れ(想定)
・銀行間手数料の値下げ

特に今回の手数料引き下げは都市銀、地銀ともに痛手になる改正です。
というのも、銀行の収益源は大きく以下3つで構成されているのですが、近年は手数料で稼ぐことに各行比重を置いていたため、そこをくじかれる格好になっています。

①貸出金利による収益
②手数料収入(金融商品の販売、ATM利用、送金等)
③外国為替による収益

手数料収入に軸足を移す動きとして、日常であまり経験することはないかと思いますが、休眠口座、不稼働口座に手数料をかけるなどの措置もこの一環だったのかなと思ったりします。昨年あたり三菱UFJ銀行の件がニュースになっていたので記憶に新しい方もいらっしゃるのではないでしょうか。

つい最近まで手数料の値上げや、新たな手数料の設定を行っていた中での改正に、業界として変革に待ったなしの状況になってきました。
金融業以外の事業に領域を広げるのか、はたまた仮想通貨などフィンテック領域に活路を見出すのか。素人なので専門的な部分は分かりませんが、今後の各行の動向に注目ですね。


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