94☆本当のリコッタチーズ
ぼんじょーるの!
春の薄曇りで何となく日本っぽい雰囲気の土曜の朝です。
今日はランチにミラノ風オッソブーコを作るつもり……もちろんストウブで!
おフランスのブイヤベースを作るために生まれたフィッシュココットなのに、コテコテのイタリアン、ミラノのオッソブーコです。
しかも魚じゃなくて骨付き牛すね肉を煮るなんて、フィッシュココットに申し訳ないが仕方ない。
スーパーでオッソブーコが安かったのだから!!
再び火を通すからリコッタ
昨日はオンラインサロン「ローマ食堂」でリコッタチーズを取り上げたのですが、やっぱりすごーく面白かった!
チーズって知ってるようで知らないことがいっぱいあるんですよね。
やっぱり詳しい人から話を聞くのは、マジ、勉強になるし、面白い!
リコッタチーズはイタリア原産のチーズですけど、文献に残っていないだけでおそらく2000年ぐらいの歴史があると言われてるそうです!
なぜそんなことが分かったのか、なぜ文献に残っていないのかなど、チーズオタクのお友だちが説明してくれて、サロンメンバーも興味津々。
私ももちろん知らなかったので、ホント、ビックリしました。
これはご存じの方も多いと思いますが、リコッタはイタリア語で書くとRicotta Ri +Cotta 再び+火を通した という意味になります。
モッツァレラチーズや普通のチーズを作った後に残るホエー、乳清に再びを火を通して凝固させて作るからこんな名前になったのですね。
いろんな動物のミルクで作られる
今回ピックしたのは、牛、羊、水牛、山羊ミルクで作られたリコッタチーズです。
リコッタチーズは、牛乳から作られるだけではありません。
左が牛乳、右が羊乳からできたリコッタ。
昨日、近所のスーパーで買ったものですけど、羊のほうは出来立てほやほや手づくりリコッタです。
チーズ売り場のおじさんに聞いたら、冷蔵庫で3、4日はもつと言われました。
どちらもクセのないリコッタでしたけど、羊のほうが舌の上で若干ざらつく。
これ、羊乳リコッタのテクスチャーの特徴らしいです。
ヤギ乳のリコッタは酸味が強いそうで、実は私は食べたことがありません。
それぞれのミルクによって味わいが異なるのもリコッタチーズの面白いところ。
ミルクとレモン汁でできるのはリコッタじゃない
さて、日本のスーパーではなかなか入手困難、はたまた高価なリコッタチーズ。
家庭でミルクにレモン汁を加えて手づくりする人もいるそうで、そのレシピをチーズオタクのお友だちに言ったら、それはリコッタじゃないっ!インドのパニールチーズよっ!!と言われました!!!
先に説明したとおり、ミルクではなく、ミルクからチーズを作ったあとの乳清が原材料ですからね。
そして、インドでは家庭で同じようにしてチーズを作るそうで、それはパニール。
ミルクと柑橘系の搾り汁を混ぜて、代表的なのはレモンですけど、凝固したものを布に入れて流し台などにブル下げて放置、水分が抜けて好みの硬さになったら、出来上がり。
パニールには塩は入れないそうで、塩を入れるとカッテージチーズになるんですって!
オンラインサロン「ローマ食堂」メンバー募集中
今回はリコッタチーズを準備のうえで参加したメンバーもいたりして、一緒にテイスティングしました。
オンラインサロンの新しい楽しみ方ですよね。
他の方も飲み物やスナックをつまみながら、のんびり視聴。
食堂と言いつつ、飲食は各自で準備してもらうというスタイル(笑。
気になるところをその場で聞けるのも、テレビやユーチューブ動画とは違うオンラインサロンならではのだいご味ですね。
大人数になるとそれができないので、せいぜい15、6人かなぁと思ってます。
「ローマ食堂」、まだお席はありますのでぜひどうぞ。
月半ばからの入会でも、アーカイブでその月のコンテンツを視聴いただけます!
では皆さま、善き土曜日を Buon Sabato ぼぉん・さーばと!
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