「孤独がきみを強くする」岡本太郎
「人生は他人を負かすなんて、ケチくさいものじゃない」ー本文ー
岡本太郎さんの、「孤独が君を強くする」の一節。
「もう少し頑張ってごらん」って背中を押して欲しい時に手にとる、私が棚入りさせている書籍です。
負けたと思っている相手ですら、負けたと思っているかもしれないし。
そもそも相手は勝負だと思っていないこともある。
「私なんて」
自分で勝手に作り上げた架空の感情。
自分より優れた人は確かに無数に存在する。ただそれを私は挑戦しないことを正当化したい時、逃げるように使ってきた。
劣等感は確かに存在するけれど、落ち込んで「私なんて」と嘆くものではない。誰かとの勝負ではなく、湧き上がった感情は全て自分と向き合うためのものだと最近ようやくわかってきた。
まだまだ、「私なんて」の沼に時折はまってしまうし、沼にはまっている自分に落ち込んでしまうこともあるけれど、その生ぬるさに浸かって、自分を甘やかしているんじゃないかと思う自分も最近は存在する。
それでも、体調管理を始めて「誰かより痩せたい」とか「誰かより健康になりたい」とか、見えない相手に自ら勝負をかけることが意味のないことに気づき、「今のままでいいのか?」と勝負はちょっと前の自分なんだと改めて気づいた。
怠けてきた自分へのきつい痛い言葉に向き合うこと。痛々しいけど自分が見たい明日への近道なんだと思う。
キツく放たれたように感じる岡本さんの言葉は、愛情で溢れてるんだよね。