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一瞬の出会いの大切さ、すれ違うだけでも奇跡なんだね。


「偶然の出会いから生まれる会話。ささやかな交流が、人生を彩る。」
中野善壽さんの「孤独からはじめよう」の一節。

SNSを通じて、育った土地も、これまでの環境も、現在の環境も、きっと地上だけでは重なり合わなかったであろう方々とのご縁に、最近は改めて感動と感謝する日々。

中野さんの書籍の一節を読んだ時、お互いたくさんの偶然が重なった時間が、なんて幸せなことなんだろうと思えた。

もちろん、日常でも思う。

現在、地元に住んでいる私は、ご近所の方が私の幼少期を知っている方々だ。

外を歩けばどこの子かわかるくらいの田んぼと畑に囲まれた程よい田舎。

怖かった方だったり、鍵っ子だった私たちを優しく世話してくれたり、当時、子供だった私たちを見守ってくれていた大人の方々と、今では時々お酒を飲む。

最近はコロナでなかなか叶わないけれど、あの頃、まさかお酒を飲む中になるなんて想像もしていなかった。

私なんか比べ物にならないくらい、経験豊富だし、生き方の”イロハ”をなんでも知っている。
物のない時代を生きてきた先輩方と会話を聞きながらのお酒は、また違った居心地の良さがあったりする。

こうして当たり前のような時間も、それぞれのタイミングが重なった一瞬だと思うと、毎日の小さな一言ですら、大切にしようと思える。

出会いは、本当に奇跡なんだ。

タクシーでのくだりは、素敵なお話だった。




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