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note AIアシスタント(β)の機能を徹底検証してみた【前編】

 少し前に先行ユーザーの招待が届き、note AIアシスタント(β)が利用できるようになったので、早速その機能を検証してみました。
 ただ、検証するにも比較対象が必要なので、Bing Chatに同様の質問を投げ掛けて、比較しながら検証していくことにしました。


機能1: 記事の切り口を提案

 書きたいテーマを入力すると、「これについて書いてはどうですか?」と記事の切り口を5つ提案してくれます。

入力:最近の人工知能のすごさを紹介したい。
AIアシスタントの回答
1.人工知能の今後についての有効性はどうなるか?
2.普及促進の観点から人工知能を紹介する。
3.人工知能の有用性を調査し、報告書を作成する。
4.日常の中での機械学習とロボット自動化について見てみる。
5.人工知能研究のブレークスルーを新たな社会像を考察する。

 次に、Bing Chatに同じような質問を投げてみました。その回答は以下のとおりです。

Bing Chatの回答
1.人工知能が対話能力を高め、自然な会話ができるようになったこと
2.TransformerやマルチモーダルAIなど人工知能の技術革新が進んだこと
3.ローコードやノーコードのAIサービスが登場し、AI開発が容易になったこと
4.AutoMLやMLOpsなどAI運用や管理に関する技術や手法が広まったこと
5.AIを活用した各業界の事例や成果を紹介すること

 AIアシスタントの回答は、人工知能に関する記事の一般的な切り口にはなっていますが、Bing Chatと比較すると、「すごさを紹介する」という観点をあまり踏まえていません。
 また、内容も抽象的で具体性に欠けており、あまり執筆者の参考にはならなそうです。

 もう一つ別のテーマで比較してみましょう。

入力:犬と猫の比較
AIアシスタントの回答
1.犬と猫それぞれの社会的役割について比較する。
2.犬と猫の飼い方の比較をしてみる。
3.犬と猫の性格や嗜好の違いを比較する。
4.人の家庭への犬と猫の適合性を検討する。
5.犬と猫にどのような条件で選ぶかを比較検討する。

 次に、Bing Chatに同じような質問を投げてみました。その回答は以下のとおりです。

Bing Chatの回答
1.飼育数:犬と猫は日本でほぼ同じ数飼われていますが、都道府県別ではどちらが多いかなどを調べることができます。
2.鳴き声:犬は猫に比べてよく吠え、鳴き声が大きいです。その理由や対策などを紹介することができます。
3.飼育費用:犬は猫に比べて約2倍の費用がかかります。その内訳や節約方法などを解説することができます。
4.見た目:犬と猫は毛色や模様、耳や尾などの形などで見分けることができます。その特徴や種類などを紹介することができます。
5.性格:犬は忠実で社交的、猫は自立心が強く神秘的など、それぞれ異なる性格を持っています。その原因や相性などを分析することができます。

 やはり、検索することができる分、Bing Chatの方が内容が具体的で、実際に記事を書く場合の参考になりそうです。AIアシスタントの方は、誰でも思いつく一般的な切り口にとどまっており、あまり参考になりません。

 執筆者に役立つ切り口を提示するのであれば、Bing Chatのような具体性が必要です。あくまで切り口の提示なので、複数の案の中に多少外れた回答が入ることになっても、具体性を重視した方がよいと思われます。


機能2: 記事タイトルを提案

 書きたい概要を入力すると、タイトル案を5つ提案してくれます。
 機能を検証するために、以下のとおり、Bing Chatに250字くらいの文章を用意してもらいました。

 人工知能(AI)は、人間が行っている行動の一部をソフトウェアによって再現することができる技術です。AIはビジネスや日常生活においてさまざまなタスクをこなせます。例えば、スマートスピーカーや冷蔵庫、洗濯機などの家電にAIが搭載されています。また、医療や教育、仕事などの分野でもAIが活用されています。
 AIにはメリットとデメリットがあります。メリットとしては、効率化や品質向上、新たな価値創造などが挙げられます。デメリットとしては、倫理や法律の問題、プライバシーの侵害、職業の変化や失業などが挙げられます。

 この記事についてタイトルを付けるようAIアシスタントに依頼しました。

AIアシスタントの回答
1.AIが拓く新たな仕事の世界
2.人工知能|デメリットもメリットも
3.人間を超えるAI|常識を覆す
4.AI vs 人間|開拓者求む
5.AIと話せる時代|未来を起こす

 次に、Bing Chatに同様の依頼をした結果は、以下のとおりです。

Bing Chatの回答
1.人工知能(AI)が変える私たちの暮らしと社会―メリットとデメリットを徹底解説
2.AIはどこまで進化するのか?最新技術と活用事例から見るAIの可能性と課題
3.スマートスピーカーから医療まで!AIがもたらす便利さと危険性
4.AI時代に生き残るために知っておくべきこと―効率化や品質向上だけじゃないAIの影響
5.家電から仕事までAIが支配する未来―私たちはどうなるのか?

 AIアシスタントが回答したタイトル案の多くが記事の内容から外れてしまっています。2.の案は記事の内容に合っていますが、あまり読者の興味を引くようなタイトル案ではありません
 Bing Chatの回答の方が記事の内容に合っており、読者を惹きつけるタイトル案になっています。

 以下のとおり、Bing Chatに220字くらいの記事をもう一つ用意してもらって、同じようにタイトルを付けてもらいました。

 犬と猫は、同じペットとしても、見た目や性格、生物学的な特徴などに大きな違いがあります。犬は忠実で社交的で訓練しやすく、お出かけが好きですが、吠えることや散歩やトイレの世話などの手間がかかります。一方、猫は自立心が強くて気まぐれで飼い主に甘えることもありますが、トイレや食事の管理は比較的容易です。しかし、猫は味覚が発達していないため、甘味を感じることができません。
 どちらを飼うかは、自分の好みや性格や生活環境に合わせて決めることが大切です。

AIアシスタントの回答
1.犬か猫?最適な選択を得るためのヒント
2.犬の損得なしなポイントと猫の不思議な知識
3.ペットの選択にお悩み?特徴比較してみよう
4.不思議!犬と猫は共にペットになるが、実は全くの違い
5.これを知っている人は少ない!犬と猫の生物学的特徴

Bing Chatの回答
1.犬と猫、どちらを飼うべき?見た目や性格、生物学的な特徴から比較
2.犬と猫の違いはこんなにも!ペットとしてのメリット・デメリットを徹底解説
3.犬派?猫派?自分に合ったペットの選び方
4.犬と猫、どっちがいい?見た目や性格、生物学的な特徴で比べてみた
5.ペットとしての犬と猫、あなたはどちらが好き?見た目や性格、生物学的な特徴から見る両者の違い

 Bing Chatの方がこの記事のテーマであるペットの選び方というポイントがうまく表現されています。
 AIアシスタントの方は、犬と猫の違いだけにしか触れていない案が多いようです。ただし、先程の記事のタイトル案よりはよくできていて、少し読者を意識したものになっており、1.や3.の案は実際に使えそうです。

 AIアシスタントは、文章の内容を正確に踏まえるという点と読者の興味を引くという点の2つの点において改善が必要です。


機能3: 概要から目次をつくる

 書きたい概要を入力すると、目次の構成を提案してくれます。
 説明には、こうありますが、目次は、見出しだけを書き出すものなので、この機能は、文章の構成やアウトラインの提案と言うべきだと思います。

  それでは、以下の文章の概要から、文章の構成を提案してもらいます。

最近のAIの進化と活用事例について解説する。また、AIの今後の可能性と課題についても考察する。

AIアシスタントの回答
1. 最近、AIに関する開発が飛躍的な進歩をしている。
2. AIを用いた最新技術を実際に活用した展開例を紹介する。
3. 今後のAIの利用の可能性を模索し、課題を指摘する。
4. AIに関する再考を促すと同時に、AIを活用した将来性を探る。

Bing Chatの回答
1. はじめに
・AIとは何か、簡単に説明する
・AIの進化の歴史と現状を紹介する
・AIの活用事例を紹介する目的と範囲を述べる
2. 本論
・業界別にAIの活用事例を具体的に解説する
・製造業、農業、水産業、金融業、不動産業、小売業、医療、建設業など
・各事例ではAIがどのような問題を解決し、どのような効果をもたらしたかを示す
3. おわりに
・AIの今後の可能性と課題について考察する
・技術的な発展や社会的な影響など
・AIの倫理や法制度など

 AIアシスタントの回答は、4.の「AIに関する再考を促す」がちょっとよく分からないのですが、それ以外はよくまとまっています。Bing Chatの方がより実用的な構成案を出していますが、どちらも、執筆の参考とするためには、具体性が足りないと感じます。

 次にもう一つ別の例を見てみましょう。以下の文章の概要から、文章の構成を提案してもらいます。

 これからペットを飼おうとする人の参考になるように、犬と猫の性格や生物学的な特徴などの違いについて紹介します。飼育の手間や費用の比較についても説明したいと思います。

AIアシスタントの回答
1.犬と猫には共通して活発な性格や、情緒の変動に弱い特徴があります。
2.だが、次のような特徴で大きな違いがあります。犬はその性格が人に依存しがちだし、猫は他者に依存する性格ではなく、自立しています。
3.そして、飼い主への親密感は、犬の方が猫より強い傾向があります。
4.飼育にかかる費用も比べてみると、犬の方が猫より若干多くなる傾向があります。

Bing Chatの回答
はじめに:犬と猫の違いを紹介する目的や背景を説明する。
本文1:犬と猫の見た目や生物学的な特徴について比較する。例えば、毛色や耳の形、体温や寿命など。
本文2:犬と猫の性格や習性について比較する。例えば、群れで暮らすかどうか、人間に対する忠誠心や愛情表現など。
本文3:犬と猫の飼育の手間や費用について比較する。例えば、散歩やトイレのしつけ、食事や健康管理など。
おわりに:犬と猫の違いをまとめる。自分に合ったペットを選ぶためのポイントを提示する。

 AIアシスタントの回答は、これからペットを飼う人の参考にするという観点が抜けています。また、文章としては繋がっていますが、項目ごとの整理がされておらず、文章の構成を示すものとはなっていません
 一方で、Bing Chatの方は、きちんと最初にこの記事の目的や背景を説明し、ペットを選ぶためのポイントを提示する構成になっています。また、項目ごとの整理もできており、文章の構成としてよくできています。

 AIアシスタントの方は、入力した文章の概要の意図を踏まえるとともに、項目を整理して、文章の構成をきちんと示すものにしていくことが必要です。


機能4: プレスリリースの構成をつくる

 プレスリリースを出したい案件の情報を入力すると、タイトル・概要・背景・ビジョンを提示してくれます。

・A社は新しいチャットボットサービスを公開する。
・音声で会話することが可能で、会話に合わせて小刻みに動くアバターが表示される。
・最新技術の感情回路を導入し、会話中の感情の変化に合わせて表情が変わる。
・アバターの種類は、今後、どんどん増やしていく予定。

AIアシスタントの回答
タイトル:A社、新しいチャットボットサービスを公開!音声で会話可能、アバターが小刻みに動き、感情回路による表情変化にも対応

概要:A社から新しいチャットボットサービスが公開されました!音声会話が可能で、会話に合わせて小刻みに動くアバターが表示されます。最新技術の感情回路により、会話中の感情の変化を反映する表情変化にも対応。また、今後もアバターの種類を増やして行く予定です。

背景:いままで誰かが居ないから会話にならない、そんな状況はもうない!A社から新しいチャットボットサービスを公開し、新しい体験を提供します。音声会話ができるだけでなく、アバターが小細かく動き、対話する中で感情の変化が反映される仕組みも実装しています。

ビジョン:A社の新しいチャットボットサービスは、AIを活用した革新的なコミュニケーションサービスです。会話になり、気持ちが伝わってくるような関係作りを許し、多様性を尊重した社会環境を実現することを目指しています。

Bing Chatの回答
タイトル:A社、音声対話と感情表現が可能な新型チャットボットサービスを公開

概要:A社は、音声で会話することができるチャットボットサービスを開発し、公開した。このサービスでは、会話に合わせて小刻みに動くアバターが画面に表示される。また、最新技術の感情回路を導入しており、会話中の感情の変化に合わせて表情が変わるという特徴がある。アバターの種類は今後どんどん増やしていく予定だ。

背景:チャットボットは、Web接客や業務効率化など様々な用途で活用されている人工知能を活用した自動会話プログラムである。しかし、従来のチャットボットはテキスト入力や選択肢クリックなどの操作が必要であり、自然な会話体験を提供することが難しかった。また、チャットボットのキャラクター性や個性も重要な要素であるが、多くのチャットボットは単純なアイコンやロゴマークしか表示されていなかった。

ビジョン:A社は、音声対話と感情表現が可能な新型チャットボットサービスを通じて、人間と同じようにコミュニケーションすることができる未来を目指している。このサービスでは、音声認識技術や自然言語処理技術を駆使して、お客様の発言に応答するだけでなく、感情回路によってお客様の気持ちに寄り添うこともできる。さらに、アバターはリアルタイムに動きや表情を変えて、お客様に親しみや愛着を持ってもらえるように工夫されている。A社はこのサービスを通じて、「人工知能」と「人間」の関係性を革新的に変えていきたいと考えている。

 AIアシスタントの回答でも十分合格点だと思いますが、Bing Chatの背景やビジョンの説明は素晴らしい。
 なお、AIアシスタントの方は、「いままで誰かが居ないから会話にならない」、「アバターが小細かく動き」、「気持ちが伝わってくるような関係作りを許し」など日本語のおかしいところがいくつかあります。


機能5:童話の案をつくる

 概要を入力すると、童話にありそうな内容を提案してくれます。
 それでは、以下の内容で童話を作ってもらいます。

シーズーの子犬が活躍する愛情にあふれたほのぼのとした話

AIアシスタントの回答
ある家の中で、シーズーのトムが住んでいました。トムは、家の主人の愛情を受けて育てられてきましたが、不安もありました。
なぜなら、トムは家の外の知らない世界を見ることができないからです。そして、その不安が外に出ることになりました。

ある日、トムは家を出て歩き出したのです。旅に出掛けても、トムは旅先で誰かと出会うとは思っていませんでした。
ところが、その旅の所持中、トムは意外な出会いをしました! 道端で、小さな子犬を見つけました。その子犬は何もしもしから逃げていました。
トムは、子犬に声をかけてみることにしました。すると、可愛い子犬は不安そうに懐くように、トムについてきました。

トムは、子犬を家に連れて帰りますが、家を出るのが怖かった子犬は、家族の中にはいってしまいました。トムはそこで、受容される心と少しの勇気の大切さを学びました。
そして、その子犬はトムと一緒に、家族になりました。

 ところどころ日本語がおかしく、意味が分からないところがありますね。

Bing Chatの回答
シーズーの子犬のモコは、ペットショップで生まれた。母親と兄弟たちと一緒に、ケージの中で暮らしていた。モコは毎日、お客さんが来るのを楽しみにしていた。お客さんはモコたちを見て、「かわいいね」「ふわふわだね」と言ってくれた。時々、ケージから出してもらって、お客さんと遊んだり、なでなでされたりした。モコはそんな時が一番幸せだった。

ある日、モコはケージから出されて、お店の奥に連れて行かれた。そこには白衣を着た人が待っていた。「今日は予防接種だよ」と白衣の人が言った。モコは注射が怖くて震えた。「大丈夫だよ。すぐ終わるからね」と白衣の人が優しく声をかけながら、モコに注射をした。モコは「チクッ」という痛みを感じて、「キャン!」と泣いた。

注射が終わった後、白衣の人はモコを抱き上げて、「偉かったね。元気な子犬だね」と褒めてくれた。そして、お店の前に戻ってきて、ケージに入れてくれた。「ありがとう」とモコは白衣の人に言った。

その日からしばらくして、モコは兄弟たちと一緒に遊んでいるときに、突然ケージの扉が開いた。「こんにちは」と明るい声で女性が言った。「私はあなただけを見に来ました」女性はモコを指さした。「あなただけ」
女性は優しく笑顔で言った。

女性は手袋をして手を消毒し、ケージに入ってきて、モコを抱き上げた。「こんにちは。私はマリアと言います。あなただけどうしても欲しかっただから来ました」マリアさんはそう言って、モコにキスした。

「マリアさん?」
「そうよ。私がこれからあなただけ新しい家族よ」
「新しい家族?」
「ええ。私と一緒に暮らすんだよ」

マリアさんはそう言って、店員さんと話し合って、必要なものを買ってくれた。
「これからどこ行くんですか?」
「私達の家よ」

マリアさんはそう言って笑顔で車に乗せてくれました。
「さあ行こうか」

車窓から見える景色や音や匂いに興味津々だったモコは、マリアさんに抱かれて安心していました。
「マリアさんはどんな人ですか?」
「私は保育士をしているの。子供たちと一緒に遊んだり、歌ったりするのが好きなの。でも、家に帰ると一人で寂しいの。だから、あなただけ欲しかったのよ」
「私もマリアさんが好きです」
「本当?嬉しいわ」

やがて車はマリアさんの家に着きました。
「ここが私達の家よ」
「わあ、きれいですね」
「さあ、入ってごらん」

マリアさんはモコを連れて家に入りました。
家の中は広くて明るくて暖かくて、色々なものがありました。
「これがあなただけ新しいお部屋よ」
「わあ、素敵ですね」
「これがあなただけ新しいベッドよ。ふかふかで気持ちいいわよ」
「ありがとうございます」

モコはベッドに飛び乗ってみました。本当にふかふかで気持ち良かったです。
「これからお風呂に入ろうか。汚れてるからね」
「お風呂?」
「ええ。お風呂は水に入って体を洗うところよ。きれいになるし、気持ちいいのよ」
「そうなんですか?」
「うん。一緒に入ってみよう」

マリアさんはモコを抱き上げて、お風呂場に連れて行きました。
お風呂場には大きなバスタブがありました。
「ここがお風呂よ。温かい水が出るの」
「へえ」

マリアさんはバスタブに水を張りました。
そして、モコをそっと水の中に入れました。
「だいじょうぶ?冷たくない?」
「だいじょうぶです。あったかいです」

モコは水の感触に驚きましたが、すぐに慣れました。
マリアさんはシャンプーとブラシでモコの毛を洗ってくれました。
「きもちいい?」
「きもちいいです」

モコはマリアさんの優しい手つきに心地よくなりました。
マリアさんはモコの顔や耳や足も丁寧に洗ってくれました。
「さあ、洗ったらすすごうね」
「はい」

マリアさんはシャワーでモコの体を流しました。
そして、タオルでモコを包んで乾かしてくれました。
「できたわ。さあ、鏡で自分の姿を見てごらん」

マリアさんはモコを鏡の前に持って行きました。
鏡に映ったのは、ふわふわでピカピカでかわいいシーズーの子犬でした。
「見て。あなただけどんなにきれいになったかしら」
「すごいですね。私だけこんなにきれいですか?」
「ええ。あなただけ最高にきれいよ。そして、最高にかわいいの」

マリアさんはモコを抱きしめて、頬ずりした。
モコもマリアさんの頬に鼻をこすりつけた。
「マリアさん、大好きです」
「私もあなただけ大好きよ」

二人はしばらく抱き合って幸せそうに笑っていました。

そして、その日からモコはマリアさんと一緒に暮らし始めました。
毎日が楽しくて仕方ありませんでした。
マリアさんはモコを可愛がってくれて、色々なことを教えてくれました。
モコはマリアさんの仕事場やお友達やお散歩やお買い物やお出かけやお祭りやお花見やお誕生日やクリスマスや正月と、たくさんの新しいことを経験しました。

モコはどんどん成長して、賢くて優しくて元気なシーズーになりました。
みんなから愛されるモコでした。

そして、何年も経ったある日、モコはマリアさんと一緒に寝ているときに、夢を見ました。
夢の中では、ペットショップで生まれた時のことがよみがえりました。
母親と兄弟たちと一緒にケージの中で暮らしていたこと。
お客さんが来るのを楽しみにしていたこと。
注射が怖くて泣いたこと。
そして、初めてマリアさんに会ったこと。

夢の中でモコは思いました。
「私は本当に幸せだった。ありがとう」

夢から覚めた時、モコはもう息をしていませんでした。

でも、顔は穏やかで笑っていました。

それはまるで天使のようでした。

終わり

 少し長くて、終わりが唐突だけど、なかなか良い話ですね。


まとめ

 全体的に見ると、Bing Chatの方がよく書けているように見えます。Bing Chatには検索できるというアドバンテージがありますが、AIアシスタントの方がnote記事の作成支援に特化したサービスなので、今後、note記事のデータを学習するなどして、是非改善していってもらいたいと思います。

 機能1の記事の切り口については、抽象的で一般的な切り口のみではなく、もっと具体化した切り口を提案してもらいたいと思います。

 機能2の記事タイトルについては、もう少し記事の内容を踏まえたものにすることと、読者の興味を引くようなものにして欲しいと思います。

 機能3については、「概要から目次をつくる」ではなく、「概要から文章の構成を提案する」に変えた方がよいと思います。また、項目を整理して、文章の構造をきちんと示すものにしてもらいたいと思います。

 機能4のプレスリリースの構成については、結構よく書けていますが、背景とビジョンは、さらに内容を掘り下げた方がよいと思います。日本語の表現がおかしいところも改善して欲しいです。

 機能5の童話の案については、AIアシスタントは、長い文章を書くのが苦手なのでしょうか。もう少し正確な表現ができるようにしないと内容がよく理解できません。

 以上、少し辛口の評価になってしまいましたが、note記事の作成支援については非常に期待していますので、正式版ではさらにグレードアップしたものが公開されることを願っています。

 また、AIに一番手伝ってほしいのは、アイデアを出すところよりも、自分が思いついたアイデアや文章の構成を実際の文章に落とすところなので、AIアシスタントに本文を作成する機能も追加して欲しいと思っています。

 AIが本文を作成できるようになっても、切り口や大筋の内容は作成者が決めるものであり、AIだけでは、ライターの地位を脅かすような文章は、まだ書けないと考えています。


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