見出し画像

やっちまった!で終わらせない。失敗学ぶ#1 講演中にパワポがおかしい事に気付いて大変なことになった

新しいシリーズを始めます。

進んでいないシリーズもあるのに・・・、という所ではありますが、
久々にちょっと大きな失敗をしてしまいましたので、反省を込めてこの機会に始めることにします。
記録するのは自分のためでもあるのですが、同じようなことが起きない方がみんながHappyだと思います。
お恥ずかしながら何か起きたら公開していきたいと思います。

今回起きたこと

所属している一般社団法人日本ITストラテジスト協会の1大イベントである全国大会2023 in 広島にて45分の講演の依頼を頂きました。
参加者は100名を超えです。

当日、もちろんちゃんと準備をして臨みました。
しかし、講演中にパワポの資料がおかしいように感じ、一度止めさせて頂いて、確認して再開しようとしました。
バージョンが古いのを投影しているのかと思ったのですが、最後の方に更新した内容はちゃんと反映されていて、一部だけ更新前に戻っているような感じでした。
もしかして最新版では無いものを開いたのかと思い、確認しようとしたらファイル名の付け方がアバウトで、似たようなファイル名でファイルが複数あり、ファイル名で世代が分からず、タイムスタンプも自動更新がかかる設定にしていたため判別がつきませんでした。

原因や最新版が分からないというところで慌ててしまい、あれこれ試している間、参加されている方を5分強程お待たせしたあげく、一旦下がり、次の方の講演の後に再開させて頂くような事になりました。

今後起きてはいけないので、なぜ起きたのか、どうしておけばよかったかをちゃんと振り返っておきたいと思います。

講演について

お仕事柄、よく講演の機会を頂いています。
元々は2014年度関西IT百撰で最優秀賞を頂いてからその内容を
お話ししたり、使用したシステムの事例紹介に登壇させて頂く機会が増え、色々とお話しをさせて頂くようになりました。

独立した後もそのような感じで、DX、IT、マーケティングなど
様々なお話しをさせて頂いてきました。
一番人数が多いときは500人位だったと思います。
これまで幸いにもあまり大きな失敗はしたことがなく、アンケート結果でも大凡良好な結果を頂いていました。
あえて失敗したことと言うと、昨年の一度コロナで現地に行けず、オンラインになってしまったこと位かと思います。
基本的に、講演が始まってから 話す という行為では失敗したことは
ありませんでした。

講演スタイル

僕の講演スタイルは紙芝居みたいなイメージです。
高橋メソッドという手法があり、むやみに大きな字が特徴的なプレゼン手法です。(リンク先の原文ママ)
それをどこかで見て取り入れています。
1ページに1メッセージといった感じになるので、とても枚数が多くなって大抵驚かれます。
ちなみに今回のお話しは45分のプレゼンでしたが、スライド数は147枚でした。単純計算では1分に3~4枚は投影していることになります。
ちなみに下記はDXの説明をしているスライドの1枚です。

スライドの例

なぜこの講演スタイルにしているのか

基本的にお客様に伝わりやすいと感じてこのスタイルにしています。
高橋メソッドの説明 と重複しますがこんな理由です。

  1. 聞き逃し・言い間違いがあっても大丈夫。
    聞き逃しても文字で表現されているので目から情報が入ります。
    お客さんが聞き逃した理由が滑舌の悪さでも大丈夫(笑)
    文字で見えてますから。

  2. 論旨展開を間違いにくい
    スライドの記載しているキーワードを説明していくので説明の順番を間違えることも少なく、迷うこともありません。

  3. リズムがいい
    スライドに動きがないと飽きられてしまうことがあります。
    一方アニメーションなどを多用すると素人っぽくなるということもあり、
    動けばいいというものでもないのですが、ページが速いテンポでめくられていくのは適度にリズム感があっていいと思います。

  4. 後ろの席でも見やすい
    広い会場の場合、文字サイズが小さいと後ろの方が見えにくいということがあります。しかし、このプレゼン手法だと基本的に文字が大きいので、そこを気にする必要がありません。

今回の失敗はなぜ起きたのか 原因と対策

今回、防げたのか、防げなかったのかで言うと、防げる失敗でした。
2回目を起こさないために理由と対策を書いていきたいと思います。

  1. オンラインの同期を信用しすぎた。
    今回ファイルの保存はクラウド環境を使っていました。
    トラブルの原因がクラウドとの同期が問題かどうかは分からないのですが、その可能性も否めません。これまで気になったことはないのですが、事務所や自宅と違いホテルや会場では環境が違うので、ローカルに確定版を保存しておくべきでした。

  2. ファイル名(世代)の管理ができていなかった。
    パワポ上で元に戻せることもあり、自動更新にしていました。
    結果として版管理がしっかりできておらず、ファイル名も末尾に0904のようなあるタイミングでのファイル更新日になっていました。
    デスクトップとノートの両方で作業することがあり、違う場所に同じファイル名のものがあったり、壇上で焦っていたこともあり、ファイル自体の最新版もわからなくなってしまいました。
    ファイルの管理も命名規則を決めて行うようにしたいと思います。

  3. 当日の確認が不足していた。
    当日事前に投影のテストはしていたのですが、中身全てはチェックしていませんでした。現地への移動する際にノートの電源を切っていたので、
    開いたファイルが正しいのかちゃんと確認すべきでした。

  4. 資料に頼りすぎていた。
    高橋メソッドのおかげでスライドを見れば話す内容は頭に入っていたのですが、スライドの流れが間違っていると困ることが今回分かりました。
    話の流れをしっかり頭に入れて、パワポがずれても話せるように準備しておくべきでした。

  5. 一旦中止を自分からお願いするべきだった。
    壇上で資料の修正をして対応しようと思い、皆さんをお待たせし、運営の方にもご心配をおかけしてしまいました。今回は参加されている方から「一度戻られて後ほど再開されてはいかがですか」と促していただいてしまいました。
    一定の時間が過ぎてしまいそうな場合は、運営の方に相談してどうするか決めればよかったと反省しています。

  6. 失敗の想定ができていなかった。
    個人事業主になってからは努めていたときよりも失敗することが許されにくくなり、大きな失敗をせずにきていました。特に講演という部分ではこれまで大きな失敗がなく、失敗が起こりうるという想定もできていなかったため、トラブル発生時の判断でミスが出たように思います。
    そして、久々の失敗だったので大変慌ててしまいました。
    今後は何事も失敗は起こりうるという前提で考え、緊張感を持って臨みたいと思います。

  7. そもそも資料を作るのが遅かった。
    元々追い込まれないと気合いが入らないタイプではあるのですが、
    どうすれば講演の質を高められるか、と考えるといつもぎりぎりまで考えてしまいます。

    今回も内容が固まったのが直前で、当日も気になってことを若干手直しをしていました。
    通しの練習も繰り返ししていて流れはちゃんと把握してましたが、内容をしっかり頭に入れておくという意味では時間が足りなかったということだと思います。

    時間に余裕があれば確認の時間も確保でき、1、2、4は防げたように思います。
    これからは少なくとも一週間前には資料を確定させるようにしたいと思います。

当日の対処

次の方が講演をしている間、席に戻り、おかしな点を探して構成を見直しました。また、一旦落ち着いて資料を見返すことで構成を見直せ、お話しすることができました。

とは言え席に戻った時は混乱していて、ほんとにやばいトラブルが起きたらこういう精神状態になるんだな、と久々に思いました。
その後引き続き登壇させて頂いたパネルディスカッションもフワフワしていて後悔が残ります。

皆さんの反応

当日、Slidoという皆さんが投稿できて意見を言いあえるツールを使われていました。当日の一番👍が押されていた投稿がこちら。
「ここまででのプレゼンでも凄くタメになる内容でした。落ち込まないよう願っております!😊」
みなさん優しい😭
内容自体は「興味深かった」と言って頂け、具体的にこの言葉が気になった
といった声も懇親会やメール、メッセンジャーのやりとりで頂けました。

んー、ミスがなければ!
と後悔しきりです。

失敗したら挽回する

今回は久々だったり、講演では初だったりしたので凹みましたが、
昔から色んな失敗はしてきました。大学入るのも二浪もしてるし(笑)

あの失敗があったから、と思うことが多々あります。
この失敗も無駄にせず、糧として、よりよい価値を提供できるようにして
いきたいと改めて思います。

今後ご依頼頂いた方にも何かお返ししたいし、
これからのご依頼の期待にも応えられるように。

今後のプレゼン予定

2023年

  • 9/23 全都道府県庁所在地で飲んで泊まってきました!
       ~初訪問時の飲み屋の探し方~
    https://kns.gr.jp/schedule/75teireikai/

  • 9/29 (協議会員限定)高知県ニュービジネス協議会 IT経営委員会

  • 10/25 (団体所属社限定)高知県 公共団体

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?