「メモの魔力」~これからよりメモ魔が重要になる!

 「メモの魔力」という本を読んだ。著者はSHOWROOMというネット上の生放送配信でアイドルとファンをマッチングさせるサービスの会社の代表である前田裕二さんが書いた本。若いIT企業の茶髪のイケメン社長というイメージから勝手にスマホのメモアプリかと思っていたが、本を手に取ってページをめくるとアプリではなくノートに書くメモだった。

 ちょうどその数日前に2019年の手帳を買おうかと思ったが、スケジュール帳はやめて方眼紙ノートだけにしたのだ。昨年まではスケジュール帳と方眼紙ノートを使っていたが、会社のパソコンとスマホで連動できるGoogleカレンダーでスケジュール管理は十分だった。おまけにいつも身につけているアップルウォッチにも連動でき、15分前に次の予定をお知らせするようにしておりかなり便利。結局2018年のスケジュール帳は2月ごろには何も記入しなくなった。
 一方、方眼紙はアイデアメモで使っており、簡易のマインドマップや気づいたことのメモなどで活用している。Evernoteというノートアプリも使っているが、アイデアメモに関してはアナログの「紙」のが良い。文字の他に絵や図などが安易に書ける。ビジネス環境がAIやロボットなど激変していくでしょうが「想像」できるのは当面人間しかできない事だと思う。だからこそ、アイデアを出すことはより重要になるでしょう。
そんな理由で2019年の手帳は昨年の倍のページのコクヨの方眼紙ノートだけにしたのだった。

その事があり、会社の近くにあるジュンク堂によっていい本がないかな~と見ていた時に「メモの魔力」の表紙に目が留まり、自分が思っていたとは違い前田社長とのギャップも気になりレジに持って行ったのだ。


ヒントは日常の中にある

 本の帯に秋本康さんが「すべてのヒントは日常にある」をいう言葉があるが、僕も常にそう思ってきた。僕は日常にあるヒントをノートにメモをするのではなく、これまでブログで書きとめてきた。このnoteを始める前にやってきたアメブロ。ここでは何度も「アイデアのヒントはそこらへんに転がっている」「ブログはアイデアメモ」などと書き、日常の出来事からの自分の視点を書き綴ってきた。だから、この本に書かれていることはすごく理解できる。でも、前田さんとの大きな違いがあるのが分かった。

それは「転用」

この本に書かれているメモの書き方は、
ファクト(事実)→抽象化(気づきの応用)→転用(アクション)

 僕はファクト→抽象化までで終わっていることが多い。
当然、仕事なりなんなりの転用(アクション)が重要である。
そして、メモのいい所はもしファクト→抽象化までしか書けなく転用がなかなか思いつかなくても、そのまま転用を空白にしておき、いつか思いついたときに書けばいいのである。ノートに記録しておくことでもしかしたら抽象化も追加や修正もできるし、転用が考えられたり、もちろん変えることもできる。

 後はメモ魔になるまでの量稽古である。
ブログも当時僕の師匠である藤村正宏先生から「ブログは1日3回ね」と言われて1年と数か月1日3回アップをやった。その後は1日1回にして昨年くらいから不定期に。。。おかげで「文章が書くのが苦手」だったのがなくなった。だから、方眼紙ノートがびっしりとなり、1年で2冊目3冊目・・・とするには量稽古しかないのである。始めは抽象化の数も少なくても、転用が思いつかなくてもまずはメモをすること。そして、メモのほうが断然量も増える。ブログはあくまでも公開するので書くまでもないことがある。メモならちょっとしたことでも書き留めておける。

情報の量によって価値が劇的に変わる

SHOWROOMの前田さんのイメージは前段に書いた通り。でも、この本で8歳で両親をなくし、10歳上の兄に養ってもらい、貧しい生活の中勉強して兄を喜ばせてきたこと。母のような担任や親戚の兄ちゃん、いつでも泊めさせてくれた友人などに支えられてきた背景を知ることで初めのイメージからガラリと変わるのである。情報は今では簡単に手に入るが情報量が多すぎて本当に必要な時に入らないことが多い。そして、手に入れた情報量によってその価値が全く変わることがある。それは、人もモノのサービスもあらゆるものが。

同じ場所にいて、見えるもの聞こえるもの気づくことが人によって違う。
その時気づいたことをメモするだけで小さなアイデアの種になる。

またこの本には自分を知るメモの活用方法も書かれてある。多くの人が感じていると思うが、意外と自分のことはわかっていない。

そうそう、「メモの魔力」を買って読む前にTweetした時、知らない人から本の表紙を取ると前田さんのメモ魔がわかると教えてくれた。

(ここまで書けるようにならんと!)

さぁ、2019年はメモ魔になる!




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