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【投資】マネックス・アクティビスト・ファンドを購入

昨日のnote("1億総アクティビスト? - 『「モノ言う株主」の株式市場原論』(丸木強著、中央公論新社)")で、著名なアクティビストの1人、ストラテジックキャピタルの丸木強氏の書籍を紹介しつつ、今後は機関投資家、個人投資家に関わらず、どんな規模の株数であっても、株主であればモノを言うべき(1億総アクティビスト化)という議論をしました。

とはいえ、「アクティビスト・モノ言う株主なんて、全然ピンと来ないし、自分もそうなれるとは思わない」という個人投資家の方も多いと思います。そういう方は、アクティビストとして活動するファンドに乗っかる、そういうファンドに投資をする、という手段があります。

マネックス・アクティビスト・ファンド

その器の1つが、「マネックス・アクティビスト・ファンド」。頭文字をとって"MAF(マフ)"と呼ばれているファンドです。当ファンドは、マネックス証券の創業者、松本大氏が自らの知見を活用し、企業との対話(エンゲージメント)を通して企業価値の向上をはかる狙いで2020年6月に設定されました。現時点で、個人投資家が投資できる、"アクティビスト・ファンド"と銘打っている日本で唯一のファンドです。とはいっても、すでにいくつかの日本株のアクティブ運用では、程度の差こそあれ、ある程度は投資先の経営陣との対話(エンゲージメント)は行われているとは思いますが、企業価値向上を狙いどういう対話をしているかを前面に押し出しているという点で、当ファンドがよりそういう活動にフォーカスしているといえます。

なお当方、通常の株取引についてはマネックス証券をメインに活用しておりますが、当該グループの関係者ではありません。ただ、自身の日本株投資、特に極小時価総額企業への投資の勉強のために、少額ではありますが当ファンドを購入しています(なので、ちょっとバイアスはあるかもしれません)。

このファンド、ネックがあるとすれば報酬料率の高さでしょうか。購入時の手数料は販売証券会社によって違いがありますが(マネックス証券での購入はゼロ)、購入後は信託報酬で年率2.2%(消費税込み)、さらには成功報酬として(計算の詳細は省略しますが)22%(消費税込み)かかります。今時、ヘッジファンドでもこの報酬設定はないくらい高いです。

ですので当方にとっては、自身のポートフォリオのコアになるようなものではなく、あくまでも勉強のための投資と割り切ってやってます。

推奨しているのか、ディスっているのか、よくわからない感じですが(当然ですが、勧誘しているものではありません)、機関投資家や最近では個人投資家によるアクティビスト活動、「自分には縁のないもの」というものでもなく、興味がある方はこうしたファンドを通して、まずは手軽に参加することができますよ、という話でした。

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