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【新NISA】【投資】NISA個人マネーもNVIDIAへ - じゃあ年初はどうだったでしょうか?

今朝(2024年5月24日)の日本経済新聞WEB版の記事。新NISA口座を経由して個人のお金が米国半導体銘柄のエヌビディア(NVIDIA)に向かっていると。こういうのを見ると「そろそろかな…」って思ってしまう私。じゃあ年初はどうだったかを振り返ってみたいと思います。


4月の海外株購入ランキング

記事によれば4月の海外株の購入ランキングは以下のとおり。金額自体は46億年なのでさほど多くはないですが、今をときめくエヌビディアを筆頭に、テスラ、マイクロソフト、アーム、アップル等、ハイテク企業の名前がランクインしています。

4月の海外株購入ランキング - 日本経済新聞

この1年、このエヌビディアを持っていたかいなかったかでかなりパフォーマンスは変わってきていると思います。大人気の株ですね。残念ながら私は持っていません(笑)

年初のランキングはどうだったでしょうか?

そんな新NISAからの個人の投資。年初2月のランキングは以下のとおりでした。私の大好きなNTT(9432)が堂々1位にランクイン。

2月の個別株購入ランキング - 日本経済新聞

4月の日本株の購入ランキングが出ていないので、Apple to Appleの比較ではありません。現時点ではどの日本株銘柄が人気なんでしょうね?

そんな人気のNTT(9432)ですが…

そんな我らがNTT(9432)、ご存知のとおり年初からのパフォーマンスが冴えません。年初190円台の高値をつけたあとは、足元153円程度までズルズルと、約▲20%程度下落してきております。

NTT(9432)の直近6ヶ月のチャート from Yahoo!

「こんなハズではなかった…」と悲鳴をあげている個人投資家もいると思いますし、またそれに対する自身の考えは、以前noteに記したとおりです。

人気株を購入することは否定はしませんが…

人気銘柄だったNTTの下落、これをもって「エヌビディアも先々危ない」というつもりはありません。引き続きこの先も上がり続ける可能性も十分あるいい会社です。

ただそれにしても、以下の点は常に意識して新NISAからの個別株投資は考えたいものです:

  • 新NISAの最大のメリットは、購入的に利益にかかる税金がゼロになることです。短期で売買し損失や利益を確定してしまうと、他の口座の損失や利益と通算(合算)できないので、逆に不利になるケースもあります。また使ってしまった枠は、その期間中に復活するわけではありません。

  • そう考えると、(まあ当たり前のことですが)目先数ヶ月〜1年でどうなるかで考えるのではなく、今後10年、20年にわたって(年齢にもよりますが)安心して投資をできる対象を選び、「買ったら放っておく」程度の考えでいけるものを購入すべきかと思います。

  • もしそれでも「個別株を売買したい」という場合には、課税口座ですべきかと(当方個別株は全て課税口座でやってます)。

  • そして、相場の基本は「いいモノを安く買う」ということ。エヌビディアはいいモノであることに間違いありません。ただ、安いかどうかと言われると…いろんな意見がありますけどね(笑)

というわけで、特に新NISAの口座では「ランキングに釣られて買って、一喜一憂しないこと」というのが大事かと思います。

まあ、メディアがこういうランキング載せるのも、個人投資家に短期志向を植え付けるのでどうかとは思うんですけどね。

#日経COMEMO #NIKKEI

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