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一新塾講師にファクトリエ代表の山田敏夫さん!『メイドインジャパンの工場直結ブランド』

一昨日は、一新塾講師にファクトリエ代表の山田敏夫さんにオンライン講義にてご登壇いただきました。テーマは『メイドインジャパンの工場直結ブランド~語れるもので日々を豊かに』です。

山田さんの原点は、20歳の頃のフランス留学。
グッチでアルバイトをしているときに、
同僚に「なぜ日本には本物のブランドがないんだ?」と聞かれたそうです。
同僚は「エルメスも、グッチも、ヴィトンも、元々は工房だった。どんなに旬なデザイナーを招いても、戻るべき”ものづくり”があるから成り立ってる。日本には昔から素晴らしい技術があったのに、そこに敬意を払わないのはなぜ?」と。

「・・・・・」ぐうの音も出なかったそうです。

日本では「ブランディング」は、かっこいいデザインやコミュニケーションでしたが、本場のヨーロッパでは、ものづくりでした。

アパレル製品の工場はコストの安い海外にシフトした結果、
日本国内のアパレル品国産比率は1990年の50.1%から2020年には2%まで減少しています。

しかしながら、世界の名だたるアパレルブランドは、“メイドインジャパン”への信頼が高く、製造を日本の工場に委託しているケースが多々あります。

世界から絶賛されるメイドインジャパンが失われようとしている状況を変えようと山田さんは立ち上がり、日本初の工場直結ジャパンブランド「ファクトリエ」を立ち上げました。

全国700以上の工場に直接訪問、世界で戦える技術や誇りを持っている一流の工場のみと提携しています。

「アトピーの方向けの肌に優しいインナー」
「座っても疲れないパンツ」
「醤油をこぼしても大丈夫な白のデニム」
「蒸れない・臭わない・丈夫、和紙ソックス」
「永久交換保証ソックス」
「サステナブルTシャツ」

お客様のニーズにとことんアクセスして、
続々とイノベーションを起こしています。

「かつては、工場が作りたいものを作っていたが、そうではなかった。
工場が喜ぶのは、お客さまが喜んでくれたとき!」
お言葉、刺さりました。

すべての経験を学びに変えて、失敗を成功へのステップに、
道なき道を切り拓き、新しいステージにギアチェンジし続ける
生き方を示していただき感動いたしました。

参加された塾生の皆さんのご感想と胸に響いたお言葉の一部です。

●現場主義を貫き続ける
●失敗は早めに経験する。失敗の先に成功がある
●チームビルディングは、愛と感謝の場をつくる
●夢のために一歩踏み出せないことのほうが悔やまれる
●自分たちが発信したいものではなく、お客様の求めるものを届ける
●常にGive。できる人ではなく学ぶ姿勢のある人と仕事をする。
●最初の一歩は、思いと実際に動いてみて探していくことが重要
●早く、対象者にアクセスし、話を聞くこと
●誰に、何を、どう伝えるかの重要性
●自分の信じるところを実践し、人の幸せに貢献しているところ
●「エネルギー」「お客様に聞く姿勢」「運を貯める」全て原動力
●ネット情報に頼らず直接現地に訪問し自分の目で見極める行動力
●マーケティングでは、全体ではなく、ロイヤルカスタマーに焦点
●誰に売るというマーケティングターゲットの絞り込み
●相手の利益になる喜ぶことをしないと続かないこと
●成功するまで、何度でも、失敗を重ねても、へこたれない!
●逆流だとしても、やり続けよう!

今年の山田さんの色紙のメッセージは、「運を貯める」。
未来を語り続け、日々の一つ一つの出来事に真摯にまっすぐ向き合い
続ける姿勢に学ばせていただきました。

■大前研一創設 NPO法人一新塾(東京・大阪・名古屋・仙台)
「一新塾体験セミナー&説明会」開催中!(リアル・オンライン)
https://www.isshinjuku.com/

■『第二の人生は志を生きる~サラリーマンから市民への転身』(一藝社)
NPO法人一新塾/森嶋伸夫 著
https://www.amazon.co.jp/dp/4863592485

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