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楽しいは企画の原動力

企画を考える仕事は好きなのですが、モットーとして「楽しいこと」「快適であること」「リラックスしていること」は着想のための欠かせない要素と考えています。そういう意味ではプレイフルやファンセオリーは興味がある分野です。

プレイフルシンキング、という直球のタイトルに惹かれて読んでみた本ですが、いい意味で予想を裏切られる深い本でした。長く教育にも携わられている著者なのでワークショップ的な学び方の話もありつつ、それ以上に心理学的アプローチからも「楽しく学ぶことがなぜ重要なのか、結果を発揮できるのはなぜなのか」がきちんと理論化されています。特に「Creative Appropriation(創造的借用:他人のアイデアを上手に自分の中に借りてきて取り組むこと)」「Zone of Potential Confidence(憧れの接近領域:自分ひとりでは難しくても他人となら実行できると考えられることも自信)」「客観的自分と対話するメタ認知」あたりのお話は、なかなか他の方の著書ではみないタイプの協業の定義でした。

プレイフルシンキングの事例としては「音がなる階段」の事例などが有名ですが、そういった優れたアイデアをデザイナーの力量とせず、協業でいかに生み出していくかに興味がある方には必読書だと思います。

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プレイフル・シンキング[決定版] 働く人と場を楽しくする思考法(2020年、上田信行、宣伝会議)
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【本日の朝食】

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プラムとヨーグルト、クスクのサラダ、ディップはアボガド・ポテト・茄子の3種類とパンで。

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