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文系、理系、デザイン系

この本ちょっと想定が変わっています。縦書きではなく、横開きです。面白そうなタイトルだったんで本屋さんで手にとりましたが、読みにくそうで棚にいちどは戻してしまいました。(ごめんなさい)

ただ、その後でgood design companyの水野学さんがtwitterでこの本を評価されていたのをみて、やっぱり読もうと思って手にとりました。

日本以上にアメリカの広告は特にここ数年は単なる商品PRとかではなく、企業としての社会に向けた意思の発表の場に変わりつつあるのは感じていました。日本も少しづつ変わりつつある、というよりはエシカルなアイテムほどそもそも広告に依存せず評価の口コミがSNSを中心に拡散されているように思えていました。この本ではそのあたりのことがきちんと整理されていて、まさにこれから広告やブランドのクリエイティブに携わる方はまず読んでおくべき一冊です。

個人的には今年から北九大MBAでアントレプレナーシップを教えるにあたって思っていた「理系、文系」と同じくらい「デザイン系」っていう分野をスキルとして多くの人に持ってもらいたいというアイデアと同じことを著者の牧野さんが書かれたいたことに驚きました。僕の中でもちょっとまだフワッとしていたそのアイデアをしっかり言語化していただいた気分です。おかげでこれからのビジョンが見えてきました。ありがとうございます。

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広告がなくなる日(2021年、クロスメディアパブリッシング、牧野圭太)

※Amazonでも買えるんですが、著者の方としては基本的には本屋さんでこの本はお買い求めいただきたいそうです。


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