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人工説なんて常識じゃなかったの?

最近、ちょっと驚いたニュースがあります。それがこれです。

米フェイスブックは、新型コロナウイルスが人工的に作られたと主張する投稿を禁止する方針を撤回した。約1年半前に中国の武漢で最初に確認された同ウイルスの起源を巡り議論が深まっていることを受けた措置。
※The Wall Street Journal「新型コロナ「人工説」、フェイスブックが投稿容認に転換」2021年5月27日より引用

フェイスブックのような大手IT企業は、今や公正なプラットフォーマーでも何でもありません。世論誘導をするためのプロパガンダ機能を担っていることは、この顛末をみても明らかなとおりでしょう。

それにしてもお粗末です。新型コロナウイルス人工説というのは、問題が表面化した2020年の初め頃からありました。それがつい最近まで、フェイスブック上での投稿が禁止されていたなど、検閲にもほどがあると言わざるを得ません。

少し話が変わります。

先日、新型コロナウイルス感染症への治療薬として期待されているアビガンについて、中国人民解放軍が特許出願し、それが認められていたという報道がありました。

人民解放軍による用途特許が世界で認められたなら、当然ながら日本にも影響が及ぶ。最悪のシナリオとして、日本国内で新型コロナの治療にアビガンを使おうとしても、人民解放軍の“許可”が必要という事態になりかねない。
※デイリー新潮「中国人民解放軍がコロナ治療薬として期待される「アビガン」の特許を取得 巧妙な手口に日本の関係者は危機感」2021年5月27日より引用

このことは大変ショックです。もともとアビガンは、日本企業である富士フィルム富山化学が特許を取得していました。しかし記事によると、この富士フイルム富山化学の特許は物質特許であり、今回、中国人民解放軍に認められた特許は、新型コロナの治療薬としてアビガンを使うという用途特許だというのです。これにより、日本で新型コロナの治療薬としてアビガンを使おうとしても、人民解放軍の許可が必要になる可能性が出てきたというわけです。

このあたりの話について、「とっさんTV」で解説がされています。

ここで大きな疑問が湧いてきます。やはり、このウイルスは自然発生したものではないのではなかろうか?

とっさんによる時系列を整理すると以下の通りとなります。

2019年12月31日:台湾がWHOに報告(ヒトヒト感染あり)
        中国がWHOに報告
2020年1月19日:中国がヒトヒト感染の可能性低いと発表
2020年1月20日:中国がヒトヒト感染があったと発表
2020年1月21日:中国がアビガンの用途特許出願
2020年1月30日:WHOの緊急事態宣言

中国は、ヒトヒト感染を認めた翌日には、アビガンの特許を出願していたことになります。当然、この特許を出すにあたっては、それが効くというデータがそろっていなければならないはずです。

それでは、そのデータは一体いつ取っていたのか?ということが疑問になるわけです。当然、中国はもっと前から新型コロナウイルスの存在を知っていて、アビガンなどの薬剤の効果を測る実験などをしていたのではないかという疑惑につながります。

そこで疑われる出来事のひとつが、2012年4月の死亡事故です。

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雲南省の銅鉱山でコウモリの糞除去作業がありました。作業員6人が謎の感染症にかかり、内3人が死亡したのですが、その症状が今の新型コロナウイルスと似ていたようです。これについて当時、武漢ウイルス研究所(石正麗氏)が調査に乗り出し、コウモリの糞から新しいコロナウイルスが発見されました。このコロナウイルスは、今の新型コロナウイルスとは異なるものの、その遺伝子配列が96%一致していたそうです。つまり、中国(武漢ウイルス研究所)は、既に2012年の段階で、新型コロナウイルスに関する知見を蓄積し始めていたのではないかということです。

おそらく、それが漏れてしまったのでしょう。

2019年の夏、武漢市内で新型コロナウイルスが流行していたのではないかという研究があります。

研究チームによると、武漢市内の病院の駐車場に止められた車の数が「2019年8月から急増し始め」、その数は「2019年12月にピークを迎えた」という。
※AFP BB News「新型コロナ、19年夏に発生していた可能性 研究」2020年6月10日より引用

中国政府は隠ぺいを図ったのでしょう。しかし、市中にウイルスが蔓延してしまい、感染者が増えてしまったと推測されます。

2019年9月には、それまで公開されていた武漢ウイルス研究所のウイルスデータベース(コウモリ由来の1万5000種を含む)が、突然、非公開となりました。WHO主導の調査団に対して、サイバー攻撃を受けたため非公開にしたということですが、時期的にはちょうどこの感染拡大が疑われる時期に被ります。

また最近では、2019年11月武漢ウイルス研究所に所属する研究者3人が、病院での治療が必要になるほどの体調不良を訴えていたという報道がありました。これも新型コロナウイルスと関係していたとみられています。

このように時系列でみていくと、新型コロナウイルスが自然発生したと考えるのは、かなり無理があるのではないかと思います。

そして、こうした背景があるから、「ヒトヒト感染」発表の翌日に、アビガンの特許申請ができたことが説明できるのでしょう。むしろ、人工説で考える方が自然です。いろいろなことが説明できます。

早い段階で中国への調査を求めたオーストラリアに対する中国共産党の嫌がらせWHOの不可解な対応と信ぴょう性が疑われる報告、トランプ陣営からの証言・・・それ以前にだって、ずいぶんと不可思議なことがありました。

それにもかかわらず、つい最近まで人工説を主張する投稿を禁止していたフェースブックという企業は、一体どういう知性を持ち合わせているのか疑問でなりません。あれだけグローバルな大企業なので、とても優秀な方々の集まりだと思っていました。

そういう意味で、とてもとてもびっくりしたのでした。


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