安心して食べられるおコメと野菜
先日、農業体験イベント・農業倶楽部では、ジャガイモの植え付けや葉物の定植などをしました。しかし、私の畑では、まだ何も始まっていません。
やったことと言えば、畝立て機で、畝を立てたくらいです。しかも、一度作った畝がデカすぎて、一旦、取り潰すというおまけ付き(汗)・・・。
ということで、この日、少し私の畑もいろいろな準備をすることになりました。
まずはマルチ張りです。
マルチ張りをするにあたっては、マルチを張る機械・マルチャーを使います。もちろん、手でもできるのですが、マルチャーの方が、早く正確にできるそうです。
マルチャーの使い方に関しては、今回、私は違う作業をしていたため、エンジンのかけ方やセッティングを見ることはできませんでした。
なので、一通りのセッティングが終わったところから見学です。
マルチのセッティングが終わり、マルチャーのエンジンがかかったら、マルチの端っこを畑の始点に埋めて、マルチ張りスタートです。
直線に張ったひもを目安にしながら、こんな感じで後ろ向きでマルチを張っていきます。
マルチャーを動かしていた農業リーダー・軍曹殿曰く、「畑が平らだったら、真っすぐマルチを張るのは、わけないのだけれど、畑には微妙に凸凹しているところがあるので、そういうところで歪みが出る」とのことでした。
実際にマルチを張っている部分は、こんな感じです。
マルチのサイドに土を被せてくれているので、これでマルチが固定されるようになっています。
ただし、若干、軽めに土をかぶせてあるかたちなので、このマルチの両サイドは、マルチャーが通った後、足で固めていきます。
畑の反対側にたどり着いたら、マルチを切って完成です。
ということで、マルチが張られました♪
ここには近く、ニンジンやダイコンの種を蒔いたり、葉物の定植をしてみる予定です。
続いての作業は、ジャガイモ植えです。
ジャガイモの栽培方法には、いろいろありますが、富士河口湖農園では、畝にマルチを張って、ジャガイモを育てています。
ということで、まずは畝を作ります。
既に、畝立て機で作った畝がありますが、これを鍬で、さらにもう少し大きくしていきます。
畝ができたら、マルチを張ります。
まずはこんな感じで、マルチを仮止めします。マルチの真ん中に線が描かれているので、それが畝のセンターにくるように合わせます。
マルチの仮止めができたら、こんなふうに足でマルチのサイドを押さえつけながら、土を被せていきます。
きちんと足で押さえつけることで、畝とマルチの間に空気が入らないようにして、ピッタリとマルチが張られるようになります。
マルチが張られたら、ジャガイモを植える穴を作ります。穴はカッターで十字に切って作っていきます。
この竹は30cmのようで、コレを目安にして、穴の間隔を一定に保ちます。
穴をあけ終わったら、その上にジャガイモを置いていきます。
こうして置いてみることで、穴が足りるか?ジャガイモに余りが出るのか?などを確認すると同時に、ひとつの穴に、確実にひとつずつの種芋を(間違いなく)植えられるようにしていきます。
最後に、品種がわかるようにネームプレートを挿して・・・完成!
右側のこんもりした畝には、既にジャガイモが植わっているわけで、こうなったら、もう立派に畑ですねっ!
この日は、さらに別の畑に行ってみました。その畑の隅には、ニラが植わっているというのですが、それがコチラ。
なんかゴチャゴチャしていて、何が何だかワケが分かりません(笑)。
聞いたら、ここのニラは、もう2年間ほったらかしで、ほとんど何もしていないそうです。今年は3年目で、また同じところに生えてきているとのこと・・・たくましい限りです。
あまりにほったらかしなので、他の雑草に紛れていて、何がなんだかよく分からない状態です。
ということで、少し周りの雑草をどけてみました。
うん・・・何となくニラ畑っぽくなりました。
「持っていっていいよ」というお言葉に甘えて、ニラ、持って帰ってきました。
先日、イセヒカリの白米もいただいたので、夕飯では、イセヒカリと湯がいたニラを食べてみました。
えーとですね・・・私は、あまり舌に自信がありません。なので、私ごときの味覚など、全然、信じていただかなくて結構です。
そういう前置きのもと、感想を述べさせていただくと、まずはおコメ・イセヒカリはメチャメチャ美味しい・・・気がします。粒がしっかりしている感じ?なのかな。
私の場合、イセヒカリに対する思い入れが強いので、そのせいもあるかもしれません。
どうなんでしょう・・・そういうのに詳しい人がいたら、一度、味わってみていただきたいところです。
そしてニラ・・・こちらもシャキシャキしていて、とても美味しかったです。ただ、いわゆる私が知っているニラほど、強い臭いは感じませんでした。どうなんでしょうね?これが正しいのかどうかは、分かりません。
ただ、味はもちろんですが、このおコメとニラを食べながら感じるのは、自分たちで生産工程が分かっているという安心感です。
今は「無農薬」や「有機栽培」などという言葉を使えなくなっているようなので、富士河口湖農園で、おコメや野菜を販売する場合も、そのような表示を出すことはないと思います。
しかし実際、この日、私が食べたおコメや野菜は、農薬を使っていませんし、肥料も化成肥料を使わず、自分たちで肥料を作って栽培したものです。
政府が何を決めようが、知ったこっちゃありません。「無農薬」や「有機栽培」といった表示を禁止しようが、「自分たちがそれを知っているんだったら、それでいいや」という感じです。
今シーズン、これからいろいろな野菜作りを進めていきますが、その栽培過程は、できる限りこちらに載せていきたいと思っています。農薬や化成肥料を使わない農業なので、なかなか生長しないかもしれません。全滅のような失敗もあるかと思います。
でも、それでもいいのです。そうやって時間をかけて育てていくのも、ひとつの楽しみ方ですし、それが安心して食べられる野菜作りにつながるのだと考えて、気長にやっていきたいものです。
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