見出し画像

初めての本じろと二年目の田植え

去年から、田んぼを始めました。

ただ、田んぼを始めたといっても、所詮ド素人です。トラクターなどは、一切、動かせるわけもなく、何とか田植え機に乗って、そこからはひたすら除草を繰り返すという地味な一年でした。

しかーし!

今年は、トラクターを動かしています。この間は、荒じろを行いました。

荒じろによって、水田の底の泥をかき混ぜて、水持ちをよくさせます

荒じろの次は、田んぼの3日前には、本じろというのを行います。本じろは、水を張った田んぼにトラクターを入れて、田植えができるように最終的な整地をする作業です。

トラクターからの眺めは、こんな感じです。

水が張ってあるので、地面には何もみえません。何もみえませんが、この状態で縦に2回横に2回ずつ、田んぼ全面をならしていって、本じろ完了です。

時間こそかかりますが、これといって難しいことはないとも言えます。

ただし、ここで重要な注意点があります。それは「深く耕しすぎないこと」です。

素人的には、どうしても「深く耕す=よいこと」のように思いがちです。せっかく耕すのであれば、表面をチャチャーっと掘るのではなく、少なくとも20cmくらいはガッシガシ耕しちゃった方がいいように思ってしまいます。

しかし、それではいけないというのです。具体的には、耕す深さは10cmくらいが目安だといいます。

なぜ、深く耕しすぎてはいけないかというと、あまり深く掻いてしまうと、その分、泥のぬかるんだ層が分厚くなります。そうなると、田植えをした際に、がぬかるんだ泥の中に沈んでしまうのです。

逆に、本じろの深さを10cm程度にしておけば、が泥の下に沈むことがないため、しっかりと水面の上に出てくれるということになります。

このあたりのノウハウは、トラクターを使わなかった去年、まったく知りえなかったことでした。今年は、このあたりの知識を習得しながらのコメ作りをしています。

そして、その3日後に田植えです。

これは去年も行った作業です。

ただし、田植え機の使い方全部忘れていました(笑)。年に一度、一日だけしか使わないなんて、そりゃ、なかなか覚えません。

それでもまぁ・・・なんとかやってみました

うん・・・そこそこ、頑張れたのではないかと思います。

しかし、田んぼに水が多く張られていたり、水が濁ったりしていると、田植えもかなり大変です。

今年は、もうひとつの田んぼが大変でした。

本来なら、田んぼの底に、目印となるくぼみのラインがみえるはずなのです。けれども、今年は水が濁ってしまっていて、何もみえません

こうなってしまうと、ほぼ自分の感覚で、田植え機をまっすぐに進ませていくしかなくなります。本当に大変でした。

最後は、無駄にスペースがあったりもしたので、少々、やけっぱちにもなりました。くねっくねです(苦笑)。

ということで(?)、田植えの日は、できる限り水を少なめにしておくといいそうです。

この地域は、「水番制」というのがあって、自分で水をコントロールすることができないため、「田植えの日だから、水を少なくする」という細かい制御は難しいのですが、仮に自分で水の量を制御できるとしたら、このあたりのことも、大切なノウハウとして、覚えておくべきことかもしれません。

コメ作り、私は2年目ですが、所詮2年目です。まだまだ分からないことだらけで、失敗もたくさんしています。これから先も、いろいろと失敗しそうです。

その失敗も、1年に1回ずつしかできません。そう考えると、きちんと覚えて、うまくできるようになるまでは、まだまだ時間がかかりそうです。

でも、諦めるわけにもいきません

今、世界を動かしている人たちも、長い時間をかけて、コツコツと地道にやってきたと思います。負けてられません

道のりは長そうですが、こちらもコツコツやっていきたいと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?