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弱者の戦い方

普段から、合気道的に生きようぜ?って話をしています。

「力vs力」の戦い・・・これは力が強い人たちがやればいいと思います。けれども皆さん、そんなに力自慢ではないですよね?

だから、私としては、違う戦い方を提案しております。そしたら、こんな動画を見つけちゃいました。

SAKURAさん?この女性が、腕相撲に勝ってしまう感じが面白いです。

負けてしまった相手の男性が「あのね・・・腕相撲してくれないんです」と言っています。最終的には、男性二人がかりでもかないません(笑)。

ヤラセ?

うん、ヤラセかもしれません。けど、ヤラセなんかではなく、十分に本当である可能性があると思います。それは、この記事でも紹介した通りです。

相手が横に倒そうとしてくるのに対して、通常、それとは真反対の方向に力を入れて、いわゆる「力 vs 力」の勝負をするのが腕相撲です。
しかし、合気道的には、相手が横に倒そうとする力に対して、(真反対ではなく)それとは違う直角の方向に力を入れるということです。そうすると、見事なまでに相手は力を入れることができなくなり、こちらがそんなに大きな力を使わずとも、簡単に相手を倒すことができるというのです。

「無敵な「腕相撲青年」の秘訣に学ぶ」より引用

力の使い方が、まったく違うのです。

これについて、当のご本人が直接解説されています。

これ何やってるか。まずね、腕相撲するじゃん?
まずね、このフィフティ・フィフティはもっていかなきゃいけない。一瞬でいい。私の場合は、一瞬にしないとすぐ持っていかれちゃうから。
この拮抗した力を、私は背骨に通します。意味わからん?

これまで、私が合気道の記事で取り上げたような表現とは、若干違うかもしれません。けれども、根っこは同じです。

要は「力vs力」の勝負はしないということです。「拮抗した力を背骨に通す」というのが、まさにそれです。

「力vs力」ではないので、力が弱くても関係ありません。腕相撲が強い相手の男性が、「腕相撲をしてくれない」と言っています。

見かけ上、腕相撲をしているようでも、「腕相撲をしてくれない」と言わしめるような力の使い方をしているわけですから、力が弱い人でも、十分に勝つことができるということです。


さて、ここからは現実社会のことを考えてみます。

今、まさに戦争中です。その戦争は、弾丸やロケットが飛び交うものではありません。政治、経済、法律、サイバー、情報・・・あらゆる社会の仕組みを使って、力のない者・情報弱者たちが刈り取られていっています

そんな戦争のなかで、気づいた人たちは戦おうとすることでしょう。

しかし、そこでただ抗おうとする戦い方では、やられてしまいます。「力vs力」の戦いでは、力の強い者が勝ってしまうのです。残念ながら、民衆にそんな力はありません。

うん?やってみなければ分からない?

はい、それならやってみればいいと思います。でも、きっと勝てないです。

だから、諦めろと言っているわけではありません。戦い方を変えるべきだと言っているのです。

しかし、唯物論的な思想によって、世界を支配しようとしている人々がいるとしたら、それは大変都合が悪いことです。彼らは、物質世界のルールこそが絶対であると信じ込ませ、そのなかで事を運びたいと考えていると言われているからです。
けれども、それを超越したルールに気づかれてしまったら、ゲームが変わってしまいます。それまで強者だった彼らも、そのルールを熟知し、それを使いこなせる人々が出現してしまったら、その地位を追われてしまうかもしれません。それは彼らにとって、大変困ることになるでしょう。

「ルールを制する者が全てを制す」より引用

あの男性が、「腕相撲してくれないんです」と言っていたアレです。

「力ある者」たちが用意した土俵に乗って、そこでわざわざ「力vs力」の勝負をするなんてバカバカしいことはありません。

腕相撲は結構です。腕は組んでやりましょう。社会のルールがあるというのなら、そこそこに付き合ってやるのはいいと思います。

しかし、従属する必要はありません。そこから先は、こっちがルールを決めて、こっちがやりたいようにやって、ひょひょいと相手を投げてやればいいのです。

物理的に投げるのではありません精神(高次元)戦です。だから、相手の人数も、大きさも関係ないです。

つまり、そこに物理的な制約はないわけです。
心の持ちようや精神のあり方生き方の姿勢として合気の要素を取り入れて生きていく場合、相手は何人いても関係ありませんいくらでも相手できるのです。「彼ら」がいくら強大でも、束になってかかってこようとも、自分のペースが乱されることはないはずです。

「束になってかかってこいや」より引用

ポイントさえ押さえておけば、自分次第で、いかようにでも戦い抜ける世界です。

ただし、精神戦だからといって、戦うことを意識してもいけません。ココもポイントです。

力入れて倒そうとするんじゃなくて、もっとゆるりといきましょう。私たちは力自慢じゃないんです。弱いんですから、弱いなり者なりの戦い方をしていきましょう。それで、きっと勝てますよ


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