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#31 弟がビーガンになっていた件

書くネタが無くなっていて、1週間ほどお休みしていました。
久しぶりにnoteを開くと、下のようなお知らせが!

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スキの数は15と何百ももらっている人と比べたら少ないですよ。
でも、自分の記事が15人の人に少なくとも伝わって、スキいただけたのは素直に嬉しい。
そんな気持ちです。本当にどうもありがとうございました。

*カバー写真は先日行ったレストランからの夕焼け。(LAはテラスだけだったらレストランで飲食できます)

さて、本題「弟がビーガンになっていた件」です。

先日、久しぶりに弟と電話しました。
長電話になるのはいつものこと、長い間会えていないので、電話ででも話せるのは嬉しいことです。

新しくしたカメラの話やら、部屋を整理している話とか、色々話していたら弟がいきなり、
話めちゃめちゃ変わんねんけどな、ビーガンなってん」と。

糖質カット生活をしていて、ベジタリアンになったのは知ってたけど、ビーガンになったのは知らなかった。
いやいや、行くとこまで行ったなぁ。びっくりですよ。すごいです。

ちなみにベジタリアンとビーガンの違いは、

ベジタリアンは色々タイプがある、一般的に菜食主義。
ビーガンは動物性の食品を食べない完全菜食主義。

と理解しています。
YouTubeでよく観るような牛タンをひたすら食べるという野望を抱いている僕とは真反対ですね笑

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↑先日、大豆ミート?で作ったビーガン友人用のハンバーガー。普通に美味しかったです。

実は僕の元同僚にもビーガンの方がいて、いつもご飯食べる時にはビーガンメニューから注文していたり、話も聞いていたのである程度は分かっているけれども、
ビーガン認知度の低い日本でビーガンになるのはなかなか覚悟のいることなのにすごいなぁと尊敬の念です。
いや、単純に生活しにくいですよ。ビーガン。

*ベジタリアンやビーガンが正しいか否かということを話しているのではありませんし、ここで議論するつもりもありません。

「言いたい事も言えないこんな世の中は…」

「ポイズン。」と呟いたあなた、正解です笑

とまぁ、ここまで書いてきましたが、さっきも書いたようにビーガンって日本では理解度も少ないし、非常に暮らしにくいという、圧倒的なマイノリティ=少数派
そんな生活に突入していった弟ですが、マイノリティとして生活していくのって本当に大変です。アメリカの白人しかいない地域で学生していて本当に痛感しました。

学生として過ごした3年間、常に自分は「お客さん」という感覚を感じていました。白人の中のアジア人留学生。
自分たち白人のコミュニティにいさせてあげているんだぞという空気をずっと肌に感じる生活です。彼らからしたら僕がいてもいなくても変わらないわけですから、心ない一言や態度を取るのも普通なのかもしれません。
彼からしたら「気に入らないのなら帰れば?」ぐらいの感じなのかも。

そして同時にマジョリティ=多数派として生活することの楽さを身を以て理解しました。反面教師です。
何が楽かって、多数派の中にいるとその少数派の存在すら普通に生活していると感じないんですよね。何も感じなくても、考えなくても生活していけるから。
今いる自分の環境に、自分たちと違うものが飛び込んできたらどう反応すると思いますか?自分はどう反応してますか?

これは人種間の例ですけど、こんな感じでどんな社会でも、どんな種類でも多数派と少数派の境目があるわけです。
そして多数派と少数派の境目はきっと無くならないです。無くそうとするのも違います。僕とあなたがいるように、この世に同じものは存在しないですから。

「言いたい事も言えないこんな世の中は…ポイズン」なんて反町隆に変わって歌う自分の姿が目に浮かびますね。
言いたい事を言った結果、少数派だからという理由だけで、社会からポイズン(毒)として認識され排除されるような社会は生きやすい社会なんですかね。
これは別に日本という社会だけを言っているのではなくて、家族という社会の最小単位でも本質は同じことなんだと思います。
3人家族の1対2。これも立派な多数派と少数派の縮図です。


「数」を見ないこと

一体僕らはどうすればいいんでしょうか。
はっきりとした答えは未だないのは確かですが、一つ思いつくとすれば「数」を見ないことでしょうか。
大げさに言えば、数はまやかしだと思っています。簡単に人の感覚や理解度をすり替えることができます。



いつかの選挙で、街宣車に乗ったどこかの政党の候補者が叫んでいました。
「前回の選挙、我々は半数以上、60%の有権者の方の支持をいただいた!支持頂いている証拠だ!」

まぁ、彼が嘘を言っているわけではないんですが、とりあえず投票率を見てみてください。その前回選挙の投票率、約50%でした。全有権者の半分しか選挙に行っていない。自信満々に言っていた60%って一体、全有権者の何%ですかって話です。
*選挙に行かないのは権利を放棄しているという意思表示というご意見もある事、理解しています。



要するに結論としては、数の論理で良し悪しを判断しない事が大切なんだと思います。
自分が思っている普通と違う「違い」に対して自分はどう反応していくのか。
社会全体であれ、家族であれ「数」ではなくて「良し悪し」で判断して、議論しあえるような世の中になればいいなと思います。

まぁいきなり社会という大きなフレームで考えることは難しいですが、まずは自分の過ごしている家族や友達の「違い」に対して自分はどう反応するのか、考えてみるのはいかがでしょうか。
厳しいマイノリティの世界に、自分から飛び込んでいった弟が少しかっこよく感じた、主夫の一日でした。

みなさん、コロナにこれからもお気をつけて。
ほなまた。


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