「本を探す楽しみ」、忘れたくないよね
書店で検索機使うor使わない?
書店で目的の本を探すのに役立つのが、検索機。使う派ですか?使わない派ですか?
「どっちか」みたいに聞いといて何なんですが、私は「どっちも!派」です(やめて!こっちに石を投げつけないで!!)。
検索機を使わない楽しみ
私はコミックエッセイ(大判の1000円以上するタイプのやつ…伝わる?笑)が好きでよく購入するのですが、ジャンル的に店内のどこに置いてあるか、ちょっと分かりにくいんですよ…。
「コミック」エッセイといえども、ジャンプの単行本みたいないわゆる「マンガ」とも違うし、テーマによっては服、料理、美容、ライフスタイル(ざっくり)の区分に置いてあることも。
女性作家さんの本だと、『女性作家』と書かれた棚にまとめて置かれているお店もありました。
そういうどこにあるか微妙に検討がつかないジャンルの本を探すとき、検索機を使う選択肢を私はしばらく放棄します。
よく書店に一緒に行く彼は、わりと早い段階で「検索してみれば?」と言うのですが、私は「探すのも楽しいんだよ〜」とのんびり返します。
待ってもらうのも申し訳ないので「好きな本見てて!じゃああとでね!」と言って1人で探す。
初めて行く書店だったり、都心の広い書店だったりすると、まぁ軽く15分は見つからないです。
でもなんとなく「それっぽい」ジャンルが置いてある棚を嗅ぎつけて、平積みをさーっと見渡します。
そうこうしていると、自分が好きそうなジャンルが集まっている棚なもんだから「おっ、これ面白そう」「あ、これも好きそう」と、いつの間にか目的の本を忘れ棚に釘付け。
で、気づくと20分くらい経ってるってスンポーです(同行者がいるときにこれは絶対良くない)。
検索機を使う楽しみ
15分〜20分で見つからない場合、検索機を使います。
詳細が書かれた用紙を印刷し、それをもとに本を探す。
たいてい本の置かれた場所が記載されているのですが、記載の仕方も店によって様々です。
店内の棚の位置が図で描かれ、目的の本がある棚を星マーク(★)で表示していたり、「場所:B08001」みたいに、棚の番号のみ書かれていたり。
個人的には、棚の番号のみ書かれている方が好きだったりします。
「いやめんどくさいじゃん!」とも思うけど、本に関してはそのめんどくささが良い(もちろん急いでいるときは嫌ですけど!)。
周りにある棚の番号表記を確認し、「Bの棚…今いるところは?あ、Dだな。隣のスペースは…Cか。じゃあこっち方向に行けばBに着くはず…」と、だんだん目的地に近づいていくのが楽しいです。
最後に目的の本が見つかったら「やってやったぜ!!」と1人で(心の中で)ビクトリーしてます。
待て、「ビクトリーしてます」って何?
本と触れ合える楽しさを忘れないように
今日は久しぶりに大きめの書店に足を運び、2つの「本を探す楽しさ」を再確認できました。
この「本を探す楽しさ」は、書店でないと味わえないものです。
書店は私にとって、どんな場所にあっても心が少しほっとするお店でした。今もそうです。
学生時代、書店でバイトをしていて、たくさんのマンガに囲まれながらカバーを折り続けていた木曜日の夜が大好きでした。
どれだけ電子書籍が増えても、紙の本の流通が少なくなっても。
駅の近くにある小さい(と思ったら意外と広い!)書店や、ビル丸ごと本の海のような、「こんな本誰が読むの!?」みたいな本まで置いてある大きな書店。
どうか一店でも多く残り続けてほしいものです。
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