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【日記】軽率でも「愛してる」と言いたくて

こうも人に会わない日々が続くと、
「しゃべりたい欲」どころか
「ただ言いたい欲」が溢れてきてしまう。

私が今最も言いたい言葉は、
「好きです」と「愛してる」だ。

こんなこと言うと軽いヤツに思われるかもしれないが、逆に聞きたい。
軽率でも「好き」「愛してる」と自分が言って、嫌な気分になることなどあるか、と。

正直これは自分自身の話なので、
別に誰かに面と向かって「好き」だの「愛してる」だの言わなくていいと思っている。
自己完結で充分だ。

***


私は声優の福山潤さんが好きなのだが
(現在あらゆるコンテンツや人にハマっているが、その中でも福山潤さんが一番好き。最推しってやつです)、
直接会ったこともないし、最近はお姿を観ることがあっても、専ら配信である。

今日も配信中、モニターに映る福山さんの姿を観て
「はぁ、好き」「好きです」「愛してる」とつぶやく私。
いやキモいとか言わないで。
何ならそう言わせてしまう彼の愛らしさが悪い。

一度口から出た「好き」って言葉の数々は、そのまま止まらずに溢れてくる。

「好き」
「大好き」
「素敵」
「あなたを見つめていたい」
「笑顔が大好き」
「お慕いしております」
「可愛い」
「愛しい」
「愛してる」……

どうして「好き」という好意を表す言葉は、こんなに柔らかく響くのだろうか。

これは誰にも伝わらない。画面向こうのご本人にさえも伝わらない思いだ。
私だけにしか、私の声は聞こえていない。
でもそれが良かった。
周りに誰かいたら、いくら推し一直線の私でも恥ずかしすぎて恥ずか死ぬ。

思う存分愛の言葉(笑)を連呼した私は、
何かを蒸散(発散ではない)させたかのようなスッキリ感と、
あたたかく心が満たされるような充実感に包まれている。

***

心無い言葉でいっぱいの昨今のSNSから、
少しの時間だけでも離れて、
何も難しいことは考えず
好きな人を見て「好き」「愛してる」と言う。
自分にしか聞こえていない場所で。

たとえ1人が寂しい夜を紛らわせるためだとしても、誰かに「ヤベエやつだ」と後ろ指を指されても、誰にもこの声が届かないことに、悲しくなる時が来るとしても。

私が素直な私になれる、この瞬間を大切にしたいと思った。


(見出し画像のイラストは、みんなのフォトギャラリーから選ばせていただきました。今回の記事の雰囲気にピッタリで、とても素敵です。)

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