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#小説
あなたの心を汚したくないのです
「私はあなたの心を汚したくないのです。だから無理に私からお願いをしたくありませんし、私からあなたに連絡をしたりしません。私は待っています。ずっと待っています」
と私はあなたに言いました。
「君の気持ちがわからないんだ。僕は君が喜ぶことをしたいんだよ」
とあなたは言います。
「私の気持ちはSNSに書いてあります」
「でもそれは本当に本当の気持ちなの? 嘘をついたりしていない?」
私は何も言え
セックスよりも気持ちのいいこと
セックスよりも気持ちがいいことってあるのでしょうか?
私にはそれが、みつけられません。
生きていることに意味を見いだせません。
「意味なんてないんだよ」とあなたは言います。
だったらなおさら快楽を求めるしかないじゃありませんか。
心が開放される世界にゆきたいんです。
青い空、青い海。
裸になって、駆け巡りたい。
でもそこにゆくことはできないんです。
あなたに抱かれることでし
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なぜですか?
なぜあなたはそんなことを言うのですか?
私を困らせたいのですか?
そんなこと、わかっているんです。
そうした方がいいだなんて、わかっているんです。
でもそうしたくないんです。
何もいらないんです。
私はただ、私でいたいだけなんです。
私を放っておいてくれませんか?
お願いですから、私を放っておいてください。
私を自由にさせてください。
ブログにタイトルは
花形さんには華がない
花形さんには華がない。
悲しいけれど、華がない。
ロックバンドではギターをジャカジャカ鳴らし、ヴォーカルでシャウトするのですが、華がない。
派手なパフォーマンスでステージを飛び回りますが、華がない。
華がなくたっていいのではないでしょうか、と私は思うのですが、本人は派手派手が好きなのです。
華がないのにはしゃいでいるその姿は、観ていて痛々しいのですが、本人はそれにまるで気がついてい