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短編小説

19
私の短編小説集です。
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記事一覧

ココイチ

ココイチ

「ココイチのカレーってさ、特別においしいとかじゃくて飽きない味って言うか、毎日でもおいしく食べられるところが良いんだよね。それは君と同じだ」
 とあなたはベッドの中でわたしにささやきました。

「君のこの唇が好き」
 と言ってあなたはわたしの唇にキスをします。
「君のおっぱいが好き」
 と言ってあなたはわたしの乳首を舐めます。
「だけど、やっぱりここが一番好き」
 と言ってあなたはわたしの中に肉棒

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殻を脱ぎ捨てる

殻を脱ぎ捨てる

「殻を脱ぎ捨てろ。君は自分の殻に閉じこもっている」
 とあなたは言いました。
 私は着ている洋服をすべて脱ぎ捨てて全裸になりした。
「そういう意味じゃなくて」
 とあなたは言います。
「わたしは殻を脱ぎ捨てました。あなたも殻を脱ぎ捨ててください」
 とわたしはあなたに言いました。
 あなたも洋服を脱いで全裸になりました。

 わたしはあなたのちんこを見ます。
「まだ殻を被っています」
 あなたは皮

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リニア

リニア

「上海でリニアモーターカーに乗ってきたよ」
 と言ってあなたは私に上海のお土産を手渡してくれました。

「どうなの、リニアって」
 と私はあなたに訊ねます。
「うん。乗った感じは新幹線と変わらないけどね、とにかく早いよ。地下鉄だと1時間くらいかかるところが15分くらいであっというまに着いちゃう」
「ふうん。いいなあ。私も乗りたい。早く日本にもリニアができればいいのに」
「ああ、邪魔している人がいる

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自由

自由

 私のことを見ないでください。
 私は何に縛られることもなく、自由に生きたいのです。

 何も身につけない私は、あまりにも弱いのです。
 すぐに傷ついてしまいます。

 私の心を覗かないでください。
 何も言わずにそうっとしておいてください。

 私のことを見守っていてください。
 やさしく見守っていてください。

 私はわがままです。
 私の母もわがままです。
 私と我がママ、ひっそりと生きてい

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いたちごっこ

いたちごっこ

 私が対策をすれば、あなたも対策をします。
 私が強くなれば、あなたも強くなります。

 勝てません。
 あなたには勝てません。
 永遠に勝てません。
 いたちごっこです。

 あなたが私のおっぱいを触れば、私はあなたのちんこを触ります。
 いいタッチごっこ。

 あなたが私のブラジャーを外せば、私があなたのパンツを下ろします。
 あなたが私のおっぱいをしゃぶれば、私があなたのちんこをしゃぶります

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あなたの言葉

あなたの言葉

 あなたの言葉が好きです。
 あなたの言葉はやさしくて、あまくて、にがいです。

 あなたの言葉はうつくしくて、うっとりします。
 私はあなたの言葉に包まれていたい。
 あなたのやさしさに包まれていたい。

 あなたに抱かれたい。
 あなたの言葉に包まれて抱かれたい。

 やさしい夜は、フィッツジェラルドみたいですね。
 あなたの言葉はフィッツジェラルドみたいですね。
 やさしさに包まれて眠りたい

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世界観

世界観

「僕の世界観が好きなんだろう?」
 とあなたは言います。
 そうです。私はあなたの世界観が好きです。
 あなたの小説の世界観が好きなのです。
 だから私はあなたのメンバーシップに入っているのです。

「僕の背はそれほど高く無いから、会ってみてがっかりしたんじゃないか?」
 とあなたは言います。

 私とあなたはnoteで出会い。今、こうして私はあなたと会っているのです。
 今、会っています。

 

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ごくん

ごくん

「僕はベジタリアンなんだよ。肉や魚だけでなく、五葷も食べない」
 その人はそう言いました。
「ごくんって何ですか?」
 と私は訊ねます。
「五葷はね、ネギ、ニラ、ニンニク、ラッキョウ、タマネギのことを言うんだ」
「どうしてそれがだめなのですか?」
「これらの野菜は臭いや成分がきつくて、陰性の気が強いのが特徴なんだ。だから体に負担をかけてしまうだけでなく、精神にも影響がある。
 ねぎは落ち込みやすく

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トゥー・マッチ

トゥー・マッチ

 いくらなんでも多すぎませんか?
 ギャル曽根じゃあないんですから、そんなに食べきれません。
 ちょうど良い量というものがあるのです。
 もうお腹いっぱいなのです。

 一日一つで十分です。
 2、2、4、じゃないですよ。

 信じてくださいよ、1つで十分ですよ。

シークレットラブ

シークレットラブ

 これは秘密の恋なのです。
 誰にも言えない恋なのです。
 それはあなたが人のものだからです。

 愛に責任なんてあるのですか?
 愛は自由ではないのですか?

 人は人を傷つけて生きているのだと思うのです。
 いつだって人を傷つけて生きているのだと思います。
 それはいたしかたがないものだと思うのです。
 誰も傷つけずに生きることなんてできないのです。

 人は変わります。
 気持ちも変わります

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あなたの心を汚したくないのです

あなたの心を汚したくないのです

「私はあなたの心を汚したくないのです。だから無理に私からお願いをしたくありませんし、私からあなたに連絡をしたりしません。私は待っています。ずっと待っています」
 と私はあなたに言いました。
「君の気持ちがわからないんだ。僕は君が喜ぶことをしたいんだよ」
 とあなたは言います。
「私の気持ちはSNSに書いてあります」
「でもそれは本当に本当の気持ちなの? 嘘をついたりしていない?」

 私は何も言え

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肉棒

肉棒

「僕の肉棒とうまい棒、どっちが好き?」
 とあなたは私に尋ねるのです。
「どっちも好き」
 と私は答えます。

「私にとってはあなたの肉棒もうまい棒だけどね」
 と言って私は、あなたの肉棒をくわえました。

おわり。

セックスよりも気持ちのいいこと

セックスよりも気持ちのいいこと

 セックスよりも気持ちがいいことってあるのでしょうか?
 私にはそれが、みつけられません。

 生きていることに意味を見いだせません。
「意味なんてないんだよ」とあなたは言います。
 だったらなおさら快楽を求めるしかないじゃありませんか。

 心が開放される世界にゆきたいんです。
 青い空、青い海。
 裸になって、駆け巡りたい。
 でもそこにゆくことはできないんです。

 あなたに抱かれることでし

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毎日、愛しています

毎日、愛しています

 LINEの交換をしたのです。
 その日から毎日、LINEが来ます。

「好きです」
 というのが最初のメッセージでした。
 私は「何が?」と答えようとしましたが、何となくそれはいけない事のように思えたので、やめました。
 ですがどう返したら良いのかわかりません。
 なので何も返さないことにしました。

 次の日も、来ました。
「会いたいです」
 私は「そうですか」と返そうとおもいましたが、やめま

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