【10分師匠】「あかあかと通る一本の道」〜斎藤茂太〜
どうも、伊志嶺海です。
このマガジンでは、毎朝10分間で偉人の哲理を学ぶPodcastプログラム「10分師匠〜偉人の哲理〜」の内容を発信しております。
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さて、今回の師匠は斎藤茂太さん。
斎藤さんは、精神科医と随筆家の二足の草鞋でご活躍された方になります。
両面の強みを活かして、書籍も出版されております。
今回は随筆家としての斎藤さんのお話から、学びを得ました。
斎藤さんが、尊敬していた仏教詩人の坂村真民(さかむら しんみん)先生と御対談されたときのお話です。
私はこのお話を聞いて、自分の好きな道を愚直に歩み続けることは偉大であり、輝かしいものだと感じました。
斎藤さんの結論としては、「愚直に決めた道を歩み続けることとが、自己成熟となり偉大なこと。そして、そのような人生に後悔などない。」というものです。
斎藤さんは、真民先生の対談の中で次の言葉が印象深かったと語っております。
「我行精進 忍終不悔(がぎょうしょうじん にんじゅうふげ)」
意味は、「自分の道をひたすら歩み続ける。そのことに決して後悔はない」というもので、仏教に由来する言葉です。
まさに結論で書いた通りなのですが、斎藤さん曰くまさしく真民先生の生き様はこの言葉通りだったそうです。それもそのはずで、真民先生は毎晩この言葉を唱えていたそうでした。
真民先生は詩人としてご活躍されましたが、よくこう仰っていたそうですよ。
「詩人になるために詩を書くのではない、自己を成熟させるために詩を書くのだ」と。心から詩を書くことが好きで、没頭していたんだとひしひしと感じますね。
確かに、他人に決められたことだけをこなす人生だと、いつか最期を迎えるときに「もっと自分の好きなことをすればよかった」と後悔しそうだなと、想像できます。
たとえ第三者の評価を得られなかったとしても、自分の決めた道を全力で貫いて、後悔の無い人生にしていきたいですね。
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