#95 "リーダーシップ"とは人に自信を与える人格【一笑門 マガジン】
どうも、伊志嶺海です。
このマガジンでは、毎朝配信しているPodcastプログラム「伊志嶺海【一笑門 RADIO】」の内容を発信しております。
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「この人についていきたい!」
今まで部活や大学のサークル、職場などで、こういうふうに思ったことのある人は多いのではないでしょうか。
逆に「この人にはついていきたくない」と感じたこともあるかもしれません。
この人についていきたいと思わせるものは何か、今日はそんなヒントをご紹介します。
おはようございます。伊志嶺海です。
今日はリーダーシップについてのお話です。
学生であれば学校や部活、サークル、社会人であれば職場など、人は必ず何らかの組織に属しています。
組織で活動するとなると、"リーダー"が必要になります。
これまで色んな組織で過ごしてきた中で、「この人リーダーシップあるな」と感じた経験はないでしょうか。
リーダーシップは社会人になると重要なスキルとして注目されますよね。
今日は僕が今読んでいる書籍「『人の上に立つ』ために本当に大切なこと」から、リーダーシップとは何か?について学んだのでご紹介致します。
本書では第一章で、このように言っています。
冒頭でリア・ジェットという小型のジェット機を開発した、ビル・リアさんのお話が紹介されていました。
小型の社用ジェットのニーズを予見し、リア・ジェットを開発して、その後瞬く間に売れていきました。
しかし、まもなくそのうちの2機が不可解な状況で墜落してしまうんです。
その時点では、55機のリア・ジェットが納入されていましたが、リアはその所有者全員に、原因を究明するまで飛行を見合わすように依頼します。
この措置がマスコミに取り上げられてイメージダウンになったとしても、これ以上の被害者が出ることを、リアは危惧したのです。
しかし、実際に事故機を調査して原因を究明しようとするも、地上では立証できませんでした。
そこでなんと、リアは自分の分析の正しさを判定するために、自らリア・ジェットに乗って、事故の状況を空中で再現することに決めたのです。
実際に飛行中、操縦不能に陥り、危うく命の危険に見舞われそうになったのですが、無事テストを敢行し、欠陥を見つけ出すことに成功したのです。
リアは、不具合を解消する新しい部品を開発し、納入済みの55機全てに取り付けて、危険を取り除きました。
このリアの一連の判断により、リアは莫大な金銭的損失を被り、さらに潜在顧客にも疑念を抱かせてしまいました。
そのためビジネスを立て直すのに2年ほどかかったそうですが、リアは全く後悔していなかったそうです。
リアは、墜落の原因を解明すべく、自分の成功と財産、そして命までリスクにさらすことを恐れませんでした。
彼が恐れたのは、自らのプライドを保てなくなることです。
これがまさに、人格のなせる業。
人生では様々なピンチが訪れますが、その状況でどう対処するかによって、リーダーの人格が浮き彫りになります。
ピンチが必ずしも人格を鍛錬するとは限りませんが、人格を"露わにする"のは間違いありません。
チームやチームメンバーが窮地に立たされたとき、リーダーが諦めモードだと、雰囲気はガタ落ちです。
しかし、みんなが絶望している状況でも、「大丈夫!まだやれることはある!」とリーダーが声を出し、それぞれの強みやできることを再確認して前進する気概を見せると、チームメンバーに自信を与えることができます。
このように、人に自信を与えて、モチベーションを高めさせる"人格"こそが、リーダーシップです。
そしてその人格は、口先だけのものではありません。
「自分は誠実な人間だ」と口で言うのは簡単です。
行動こそが、人格の真の指標になります。
そのため、リーダーの人格と行動は、絶対に切り離すことのできない関係にあります。
部活でもサークルでも職場でも、役職としてのリーダーでなくとも後輩ができたり、誰かの上に立って行動する場面が誰しもあると思います。
そのときに意識すべきことは、「意図と行動が一致しているか」ということです。
これがちぐはぐだと、それを見ている後輩や部下は、「ついていきたい」「この人から習いたい」と思わなくなってしまいます。
リーダーになる上で、その人の実績やスキルなどが重要視されることも多いですが、究極は「人格」が大事だと分かりました。
そしてその人格は、自分が思っていることではなく、自分の行動から作り出させるので、日頃から誠実な行動を心がけたいと思いました。
人は生まれる場所や環境、親、才能、知能指数を選んで生まれてくることはできませんが、人格は自ら選び、育むことができます。
なので今日一日、自分の人格を作り上げていくことを意識して、過ごしてみようと思います。
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