【10分師匠】「本当に強くなる選手」〜吉田栄勝〜
どうも、伊志嶺海です。
このマガジンでは、毎朝10分間で偉人の哲理を学ぶPodcastプログラム「10分師匠〜偉人の哲理〜」の内容を発信しております。
音声はstand.fmとSpotifyで聴くことができるので、そちらもぜひCheckしてくださいね。
さて、今回の師匠は吉田栄勝さん。
吉田さんは元レスリング選手で、一志ジュニアレスリング教室の代表・指導者としても有名な方です。そしてなんと、あのトップアスリート吉田沙保里選手の実の父親でもあるんですね。
今回はタイトル通り、吉田さんの考える「本当に強くなる選手」についてお話くださっています。レスリング教室で数々の子ども達を指導してきた中で感じた貴重な教訓、ぜひシェアさせてください。
ではまず結論からいきたいと思います。吉田さんの語る本当に強くなる選手のポイントは以下の2点です。
①についてはこれまでも10分師匠でお話ししてきたような「心」のお話です。吉田さんの教室にとある男子選手がいたそうなのですが、格闘技をやるために生まれてきたんだろうと思うくらい才能に満ち溢れていたそうなんです。1万人に1人の逸材だと言われ、出る大会は全部優勝してくるような猛者でした。
しかしその選手は、「俺は日本一だぜ」といつも偉そうな顔をしていて素直さが無かったらしいんですね。吉田さんは彼に対して、「素直さがあれば、オリンピックもいけたのにな」と感じたと語っています。
このような選手は結構いるそうで。教えたことはすぐ覚えるし、教えなくとも周りの選手を真似て習得する選手もいると。ただ最終的にその子が本当に強くなるかは、素直かどうかです。
「はい!」と返事ができたり、「すみません」や「ありがとう」と言った気持ちを言葉にして相手に伝えられる人が素直な人です。偉そうにしている人は、誰からも相手にされませんからね。この心は小さい頃から教えていくことが大事なのだそうです。
そして②は集中力について。レスリング教室で指導をしていると、子どもが全力を出していないときがあるそうなんです。眠気がきたり疲れてきたりすると、力を出さなくなるんだとか。でもこれって大人も一緒ですよね。
ただそんなことでは強くはなれないので、吉田さんはこのように声をかけます。
つまり、自分でこの時間は頑張るぞ!と時間を区切って集中することが大事だということです。だらだら2時間やるよりも、集中して全力で30分やる方が成長します。
どんなことでも、週末に1時間だけやるよりも毎日5分やる方が、早く習得できたりします。大事なのは、この時間やるんだと"自分で"決めることですね。
この教訓はスポーツはもちろんですが、普段の仕事においてもとても参考になると感じました。仕事はだいたい1日8時間ほどあると思います。8時間ずーっと集中できる人はごく稀で、ほとんどの人は集中が途切れてしまっている時間もありますよね。
そういったときは、「この30分は資料作りに集中しよう」などと時間を細分化して、自分のパワーを投入する部分を作っていくことが大事だと思います。そしてスキルが身についた後、それをひけらかすのではなく、常に素直でいられるように、日頃から周りへの配慮や感謝を肝に銘じていきたいです。
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