#42 【乃木坂46】仲間への妬みの方が辛い【一笑門 マガジン】
どうも、伊志嶺海です。
このマガジンでは、毎朝配信しているPodcastプログラム「伊志嶺海【一笑門 RADIO】」の内容を発信しております。
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おはようございます。伊志嶺海です。
「日本の夜明けを創る。」を合言葉に、相棒とともに夜明創造プロジェクト旦 -TAN-を運営しております。
今日は乃木坂46についてのお話です。
以前乃木坂46に関する記事を書いたのですが、今回も「乃木坂46公式書籍 10年の歩き方」を読んで感じたことのシェアをしたいと思います。
いやぁそれにしても乃木坂46すごいですね。YouTubeやテレビでは分からない苦労が本当にたくさんあったんだなと思います。しかもまだ中学生高校生の女の子ですよ。
芸能界という入った後も大変厳しい世界に身を置き、他のグループはもちろんメンバー同士でもたくさん比較されたと思います。たくさんの葛藤もあったとのことです。
これだけの研鑽をしてきているからこそ、日本のアイドル界のトップまで駆け上がることができたんだと思いますね。
今日はそんな乃木坂46のエピソードから、18thシングルの「逃げ水」に関するお話です。この曲は僕も大好きで、エモーショナルなピアノの伴奏から始まるイントロと、少し寂しさを感じるようなハーモニー、そしてサビ直前に入るドビュッシーの「月光」のサンプリングが非常にクールな夏曲です。
書籍に、「逃げ水」のWセンターに抜擢された3期生の大園桃子さんと与田祐希さんのお話が載っていました。
彼女達は「逃げ水」がリリースされる前年に加入したばかりのメンバーだったそうで、それまでも2期生の堀未央奈さんが加入してすぐセンターになったケースはあったものの、1期生が前線で活躍している中で3期生がWセンターとして起用される展開は、当時メンバーやファンに衝撃を与えました。
大園さんと与田さんの同期である他の3期生の当時の思いが載っているのですが、それを読む中で、仲間だからこそ妬むこともあるよなと思いました。
2人のセンター抜擢を見て、他のメンバーには、あまりガツガツなタイプでは無い2人を心配するメンバー、焦りを感じ出すメンバー、嬉しく思うメンバーなどいろいろ感じていたようです。
その中でも印象に残ったのが、悔しさを感じたり、素直に「がんばれ!」と言えなかったメンバーもいたことです。
乃木坂46の歴史を読み進める中で1つ重要な背景だと思ったのは、乃木坂46に入りたくて入ったメンバーもいれば、周りから勧められあまり乃木坂46に詳しくないまま入ったメンバーもいるということです。
乃木坂46の大ファンでオーディションを受けたメンバーであったとしても、実際にセンターになれるかだったり、活躍の場が増えるかなどは分かりません。逆に周りの勧めで乃木坂46に加入したメンバーが先に活躍することもあり得るのです。
「逃げ水」でセンターに抜擢された大園桃子さんは乃木坂46をあまり知らない状態で加入したメンバーだったそうで、与田祐希さんも控えめな性格なので、周囲の目が気になったんじゃ無いかと思います。
他のメンバーにはそのことを逆に気遣い、「私は乃木坂46に入りたくて入ったから、2人には窮屈な思いをさせていたと思うと申し訳ない」と話す方もいました。
大園桃子さんはすでに乃木坂46をご卒業されておりますが、現在もメンバーである与田祐希さんが当時のこと話しており、ご自身のターニングポイントになったと話しています。
「私なんかセンターに立つ実力はないのにどうして」という気持ちも感じていたそうですが、常に必死であり、極度の緊張感が続く毎日を全力でやろうと思って駆け抜けたと語られていて、表には出さない秘めたる思いがあったんだなと感じました。
この「逃げ水」がリリースされたときのメンバーの話を読んで、普段の会社でも同じ事が起きたりするよなと思ったんですよね。
1番分かりやすいのが、一緒に入社した同期が先に結果を出したり出世したりしたとき。もちろん「おめでとう!」と声はかけるものの、内心は悔しさや妬みを感じてしまうと思います。
でもそれは同じ場所でともに頑張っている仲間だからこそ感じるものであると思うんですよね。完全なるライバルに対して思う悔しさよりも、近くで一緒に頑張っている仲間への悔しさの方が辛かったりするものです。
このような経験を経て、仲間の絆はより一層深まり、そして成長できるんだなと感じました。今乃木坂46はそんな3期生が中心となりグループを牽引しています。これからも応援し続けたいですね。
一ファンとして乃木坂46のエンターテインメントを楽しみつつ、彼女達からチームで成長していくための組織論も学んでいきたいなと思いました。
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