プロ同士の対決が描かれる能面検事の奮迅|法と真実の追及|『能面検事の奮迅』の感想
中山七里さん著の能面検事の奮迅を読みました。先日能面検事の小説を読みましたが、今回はその続編です。画像はChatGPT経由のDALL-Eに書いてもらいました。怖ぇ~よ!
前回は能面検事の身内事件で活躍しました。警察・警察内部で起きた事件です。そうなると、ややこしいというか警察・検察とも組織をどう守るかも気にしないといけないのですが、能面検事はそこが違って、真実のみの追及が実に印象的な作品だったと思います。
ネタバレしない範囲で本作品を読んで感じたことを書いていきたいと思います。小説の内容というよりも、一説を聞いてなるほどと思えることを書いてみたいと思います。
今回の相手はプロ同士|とても厄介な相手
あ、といいながら少しネタバレとなります。今回の相手はプロ同士です。プロはプロなりのテクニックがあるものです。物語の主人公は検事です。検事はこの物語の中では「独立した司法機関」という呼ばれ方をしてます。
警察から来た事案について、起訴するかしないかを決定する重要な役回りです。警察同様に、容疑者に対して取り調べをするのですが、もしその相手がプロだったら、つまり検事だったらという展開です。
果たしてどんな風になるのでしょうか。プロは手口というか手の内をよく知っていますから。
人間は飯を食べるときと裸の時はウソを言わない(笑)
とある検事が言ったことばでなるほどと思ったのはこの言葉です。真実を聞くときはごはん時か、裸の時が良いそうです。何か別のことに集中しているのか心がリラックスしているときかわかりませんけども、このふたつの状況の時はウソをつかないようです。
前者はどうなかな?と思いますが、後者はなんとなくわかります。
それどころではない!とう感じでしょうかね。いきなりならびっくりするので
法整備の不具合は本当に不具合なのか|現行法があるのはそれなりの理由がある
世の中には変な法律がたくさんあります。それは当時まともだったのが時代を経て機能しなくなったものがあり、最初から変な法律もあります。
ただ、現行法が運用されている時点で、意味が一定以上あるのだなと思いました。どんどん時代に合わせて改善していくべきだと思うけど、変えることで失うものは何かも常に考えて物事に取り組みたいと思いました。
定食屋が大学時代を思い出す
物語には、大学や寮近くにある定食屋さんが登場します。これがなんともなつかしさを覚えました。自分が大学生の時もなぜかむちゃくちゃ安いのに腹いっぱいに食べられる定食屋さんがありました。
たしか1食350円だったと思います。これで腹いっぱい食べられたのが良かったです。日替わり定食だと300円だったような気がします。安すぎる!
あ―懐かしいなぁと思いだします。ただ、そこは揚げ物が多かったので毎日利用するには若者でないと厳しそうでしたw
現物を見ないと気が済まない|わかっていてもやってみないとわからないことは多い
やってみて判断するというのは大切なことだと思いました。今は、見込みがないということでやめる判断を良くします。たしかに効率的なのかもしれないですが、それに慣れると見込みのあるものしか試さなくなります。
まぁ、それは正しいのですが、やってみないとわからない部分もあるからです。なので、見込みがなくても少しは手を動かして検証してみるというのも無駄ではないのかなと思いました。
上司からよく言われます。それは見込みがないからやめた方がいいだろう。時間の無駄だろうと。でもちょっと考えを改めようと思いました。
実際に現物をみてみる。手を動かしいてみる。ということは報告を受けた情報の100倍くらい濃い情報量があると思ってますので。
やってみてものを言うということを実践してくぞと心に誓うのでした!
3行日記: 渋滞の中の運転
最近、渋滞にはまります。でも、KindleやAudibleを聴くとその時間が勉強時間になって楽しいです。なので運転中も無駄な時間にならなくて僕としてはうれしいです。この点はいい時代なったなと感じます。
1年前:1年前のAIはだいぶ怪しい感じでした
1年前にプリンタが壊れて修理を頼んだようでした。AI応答ならぬ、たぶん普通の自動応答に近いものです。その時は自動応答に音声認識が加わった感じでしたが、マニュアル的でした。1年たった今はもっと良くなっていることを期待します!