誰もが一度は聴いた事がある叫び声
映画業界で頻繁に使われる叫び声の音響素材。
それが『ウィルヘルムの叫び(Wilhelm scream)』です。
現在までに200ないし300以上の映画で使用されたと言われており、もはやお約束というか鉄板。
洋画を観たことがある人なら知らず知らずのうちに耳にしていることでしょう。
元は「遠い太鼓」と言う昔のアメリカ映画で、兵士の一人がワニに襲われるシーンで使われたSE(Sound Effect)。
それが何とも言えない独特な音だったので、以後よく使われるようになったとか。
『ウィルヘルムの叫び』という名称は二番目に使用された「フェザー河の襲撃」の登場人物”ウィルヘルム二等兵”から。
最初に使われたワニに襲われた兵士からじゃないのはなんとも腑に落ちないのは私だけだろうか。
名付けた人物は音響監督のベン・バート。
彼が発掘し「スター・ウォーズ」や「インディージョーンズ」で使用したことをきっかけに『ウィルヘルムの叫び』はテンプレな叫び声としてよく使われるようになったそうです。
現在ではドラマやゲームなどでも使用されており、世界一有名な音響素材と言えるかもしれません。
とは言え文章だけだとどんな音なのかわからないと思いますのでYouTubeの『ウィルヘルムの叫び』まとめ動画を貼っておきます。
ですが叫び声なのでかなり刺激的なシーンの連続ですので自己責任でお願いします。
おそらく一つか二つ聴けばすぐわかると思うので全部観る必要はないでしょう。
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