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みかん

コタツでぬくぬくと温まりながらボーっとTVを見る。おもむろに目の前にある「みかん」の山から一個手に取り皮をむき一房一房食べているとあら不思議、いつの間にか「みかん」の山が消滅している。
コタツで「みかん」・・・なんとものどかな冬の風物詩です。

だがしかし!我が家にはそんなのどかな冬は存在しません。

まずコタツが無い。数年前に捨てました。断腸の思いで捨てました。
コタツは人間をダメにする悪魔の道具です。入ったら最後、心地よい眠りに誘われ数時間なんてあっという間に消し飛びます。
悪魔の誘惑に負け年末年始の貴重な時間を無意味に過ごしてきたことか・・・
でも私は甘美な誘惑に打ち勝ち見事その悪魔の道具を滅することに成功したのです。誰か誉めてほしい。

次に「みかん」です。
「みかん」をむいた時についている白い筋、皆さんはどうしてますか?
私は綺麗に取り去ります。親の仇のように取り去ります。
ちなみに白い筋は『アルベド(albedo)』という名前だそうです。ちょっとカッコよいのがまた腹立たしい。
理由は単純で食感が悪いからです。
食物繊維が豊富でビタミンPなどの栄養素が多く含まれているらしいですが、知ったことか!です。美味しさ最優先です。
他人より「みかん」を食べる時間が倍以上かかりますが気にしません。必要経費ならぬ必要経時です。

コタツが無く、「みかん」をツルッツルにする私にのどかな冬なぞ無縁なのです。『アルベドとの死闘』の冬なのです!
・・・何かのサブタイトルみたいで書いててちょっと恥ずかしくなりました。

種無しスイカみたいに「アルベド無しみかん」ってないかな~と思う今日この頃です。

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