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勘違いしているかもしれないアニメのあれこれ

今回はちょっとマニアックなアニメ雑学のお話です。
勘違いしがちと思われるものを三つご紹介します。
ではさっそくいってみましょう!


スタジオジブリの第一作目は「風の谷のナウシカ」ではない。

現在ジブリ公式の年表でもナウシカが最初になってますが細かく言うと違います。
ナウシカの公開が1984年3月、スタジオジブリのスタートが1985年6月。
つまり、ナウシカの公開後にスタジオジブリが設立されたのです。

ナウシカの制作会社は株式会社トップクラフト。
「天空の城ラピュタ」制作のために設立されたスタジオジブリに組み込まれる形で解散しました。

なのでスタジオジブリの第一作目は「天空の城ラピュタ」が正解です。


ドラえもんの初代声優は「大山のぶ代」ではない。

現在ドラえもんの声優は水田わさびさん。
”初代”大山のぶ代さんの後を継いで”二代目”と思っている人が大半でしょう。
しかし実際は違います。

1979年から現在に至るまでテレビ朝日で放映されているドラえもんですが、かつて1973年4月から9月まで日本テレビで放映されていました。

その時のドラえもんを演じていた声優は富田耕生さん。
富田さんと言えば、名探偵コナンの鈴木次郎吉、手塚アニメのヒゲオヤジ、ロボットアニメの博士多数と渋いキャラクターでお馴染み。

当時のスタッフは、ドラえもんというキャラクターに「世話好きなおじさん」というイメージを抱いていたことから、動物役なども多く演じていた富田に初めから配役するよう決めていたという。

Wikipediaより

その後、1クール(13話)終了近くの会議で決まったことが、

番組の対象年齢の引き上げと「世話好きなおじさん」然としたドラえもんの年齢イメージを下げることを目的に、ドラえもんの声を担当していた富田を降板させ、野沢雅子に交代するなどのテコ入れを図った。

Wikipediaより

つまり、ドラえもんの声優の初代は富田耕生さんで二代目は野沢雅子さんです。
大山のぶ代さんは三代目、水田わさびさんは四代目ということになります。


アンパンマンの世界に人間はいない。

あれ? じゃあジャムおじさんとバタコさんは? という疑問がわきますが、彼らは人間ではありません。

https://www.anpanman.jp/about/qanda

アンパンマン公式サイトのQ&Aにしっかりと明記されています。
今後どんなに人間ぽいキャラが出てきてもそれらはすべて妖精さんです。
ですが、もしかしたら映画やスペシャル番組でアンパンマンワールドに迷い込んだ人間が出てくる話も異世界ものが主流の昨今、ないとは言い切れないでしょう。


いかがでしたか?
知っていたという方はなかなかのアニメ雑学知識の持ち主。
知らなかったという方は明日にでも休憩時間の雑談でご利用ください。

それにしても野沢雅子さん、ドラえもんまで演じていたとは……。
代表作が多すぎて、キャラクターを列挙するだけで日が暮れてしまいそうです。


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