見出し画像

喜劇王の皮肉

チャールズ・チャップリンの映画『殺人狂時代(Monsieur Verdoux)』に、

Wars, conflict - it's all business. One murder makes a villain; millions a hero. Numbers sanctify.
(訳)戦争や紛争、これは全てビジネス。1人の殺害は犯罪者を生み、100万の殺害は英雄を生む。数が(殺人を)神聖化する。

Wikipediaより

というセリフがあります。
「1人を殺せば犯罪者だが、100万人殺すと英雄になる」とした方がなじみ深いかもしれませんね。

しかし、私としては全文でこそ意味を成すものであり、意図的に切り取られたのではないかと勘繰ってしまいます。
「戦争や紛争、これは全てビジネス」「数が(殺人を)神聖化する」なんて、権力者からすれば都合の悪い真実以外の何ものでもないですから。

大量破壊殺人兵器による長崎の大虐殺。
それから79年経っても相変わらず世界のどこかでビジネスのために神聖化された大量殺人が行われています。

イスラエルが絶対正義である。それに異を唱える者は何人も許さない。
そんな西側諸国の強い意志を感じました。

2024年8月9日。
忘れられない夏になりそうです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?