未来の為に今できること
未来の事を真剣に考え過ぎると一歩も動けなくなる。
明日、大地震が起きたら?
一か月後、富士山が噴火したら?
一年後、第三次世界大戦が勃発したら?
十年後、巨大隕石が落下してきたら?
三十年後、太陽がブラックホール化したら?
いずれも絶対にないと断言できる人はいない。
将来に向けて努力したとしても全て無駄になるかもしれない。
だとしたら何もせずダラダラと過ごした方が有意義なのではないか。
周りの迷惑顧みず、やりたいことやったもの勝ちなのではないか。
退廃的・刹那的な思考に陥ってしまうのも無理からぬこと。
しかし反対に、絶対に起きると断言できる人もまたいない。
明日、一か月後、一年後、十年後、三十年後、何事もなく続いていく日常。
であれば、将来を見据え日々を大事に過ごした方が有意義なのではないか。
自分も他人も思いやり、大切にしたほうがいいのではないか。
発展的・道徳的な思考を持つに越したことはない。
絶望の未来と希望の未来。
神ならざる人間にどちらが訪れるかは知る由もなし。
それでも未来の為に今できることはあるはず。
考える。
一生懸命考える。
絶望を跳ねのける方法を。
希望をつかみ取る方法を。
人間は考える葦なのだから。
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