痛いの痛いの飛んでけぇぇぇっ!!!
子供はよく転び、そして泣きます。
そんな時患部をさすりながら、
「ちちんぷいぷい、痛いの痛いの飛んでけー!」
という”おまじない”をかけたりかけられた経験、一度はあるんじゃないでしょうか。
「ちちんぷいぷい」って何? と調べてみると、
古くは「ちちんぷいぷい御代(ごよ)の御宝(おんたから)」と言ったそうです。
ずいぶんと時代がかった言葉だなと思ったら、その由来の一つに徳川将軍家の逸話がありました。
長い年月を経て「知仁武勇」が「ちちんぷいぷい」。
「御代の御宝」がどこかへ飛んで行って「痛いの痛いの飛んでけ」になったということでしょうか。
不思議なもので春日局由来と聞くと、何故か効果ありそうな気がしてきます。気のせいかもしれませんが。
しかし、「ちちんぷいぷい」をただの”おまじない”と侮るなかれ。
触る、さする行為は「タッチング」という歴とした医療行為なのです。
ふむふむなるほど。
あれ?
「ちちんぷいぷい」関係ない?
患部を触る・さすることが重要であって台詞は何でもいい?
「汝に巣食う混沌たる災いよ、我が言の葉に従い永劫の彼方へと消え去れ。急急如律令!」
とか中二病全開の”おまじない”でもOKってこと!?
まあでも、お外でやる場合は昔ながらの「ちちんぷいぷい」にした方が無難でしょう。
頭をさすられながら「ちちんぷいぷい」されかねません。
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