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炒飯のような香りに包まれる高千穂の旅。燃料は豚骨スープで。
神話のふるさと高千穂。
そこはかとなく漂ってくる香りは……炒飯!?
最高地点105mからの眺めが楽しめる高千穂あまてらす鉄道のトロッコ列車「グランド・スーパーカート」。
その燃料を軽油からバイオディーゼルに切り替えたというニュース。
バイオディーゼルとは、福岡県の運送会社「西田商運」が開発した天ぷら油や豚骨ラーメンのスープから抽出したラードなどの廃食用油を原料としたもの。
主に同県内の飲食店から回収され、9割が植物油、1割がラード。
ラーメンのスープから燃料が精製されて生成されるとは驚きです。
しかも炒飯のような香りというオマケ付き。
記事によっては「中華料理屋の香り」ともあったので、個人差はありそうです。
燃料を切り替えた理由は毎度おなじみ「脱炭素」。
いよいよSDGsの波が神話のふるさとにも押し寄せてきました。
ちなみに最近よく耳にする「カーボンニュートラル」と「脱炭素」の違いは、
脱炭素とは、地球温暖化の原因となっている二酸化炭素を含む温室効果ガスを実質ゼロにすることです。
脱炭素を実現するためにキーワードとなるのが「カーボンニュートラル」です。
カーボンニュートラルとは、生産などによって排出される温室効果ガスの量と、森林などの植物による吸収量を同じにして、実質的にプラスマイナスゼロにすることを指します。
このカーボンニュートラルを実現した社会を「脱炭素社会」と呼び、世界各国で対策が練られているのです。
地球に優しく、コストパフォーマンスも落ちないのであればいいんじゃないでしょうか。
炒飯のような香りに包まれる高千穂の旅。
結構オツなものかもしれません。
ただし、
客車の床の中心部には強化ガラスを敷設して、走り過ぎる線路の様子や高千穂鉄橋最高地点(105m)での直下の眺めを楽しんでいただけます。
という高所恐怖症には地獄のようなギミックが搭載されているそうなので、高いところが苦手な人はご注意ください。
どんな香りがするのか非常に気になるところですが、私はたとえ無料でもご遠慮いたします。
タカイトコロコワイ……。
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