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人類はいつまで傘をさすのだろうか
プレミアムバンダイを何気なく見ていたら面白いグッズが目に留まりました。
![](https://assets.st-note.com/img/1641968965700-ZGhj5kFjQH.png?width=800)
『機動戦士ガンダム』の主人公アムロ・レイが乗るモビルスーツ「ガンダム」。その武器の一つである「ビーム・サーベル」型の傘です。
折りたたみタイプというところがポイント。
劇中で「ビーム・サーベル」は背中のバックパック(もしくはランドセル)に刺さっていて使用時に引き抜きます。その後スターウォーズのライトセイバーみたいにブオンとビームの刀身が形成されます。
折りたたみだからこそランドセルやリュックサックにさすことができて原作のように持ち運ぶことができるという優れものです。傘を開いたら面影が全くなくなってしまうのはご愛敬。
ふと傘の起源が気になり歴史を紐解いていくと、始まりは日傘という説が有力なことに驚かされました。てっきり先に雨傘が作り出されてその応用の日傘だと思っていたので意外や意外です。昔の人は雨が降ったら濡れて当たり前という考えだったのでしょうか。
世界最古の記録としておよそ4000年前のエジプトやペルシャの彫刻・壁画に残っていて当時は権威の象徴だったそうです。その後開閉式が13世紀ごろイタリアで発明され18世紀ごろイギリスで現在と同じような機構の傘が開発されたと言われています。
日傘にしろ雨傘にしろ機構こそ進化しましたが布などを空に向かって広げるという本質的なことは4000年たった今でも変わっていません。
宇宙にも飛び出し次は別の惑星に移住できるかもという段階まで来ている現代でも「傘」は「傘」のままです。
雨除けには他にレインコートもありますが、それも蓑をまとい笠をかぶっていたころの上位互換に過ぎません。
強風にあおられても折れない傘などアップグレード品は発売されますが「傘」を超える何かは発表される兆しすらない。
「傘」や「レインコート」で十分、それ以上は必要なし! と言われてしまえばそれまでですが、あくなき探求心を持ち欲望と好奇心の塊である人類がそれでいいのかと思ってしまいます。
とはいえ何かアイデアがあるわけではないです。あったらとっくに特許を出し億万長者になっているでしょう。ある日突然天啓が下りてきたりしないものか。
幼い頃は「雨が降ったら町全体にバリアを張ればいいじゃない」と無邪気に考えていましたが、どれだけコストがかかるのかわからないしそもそも元が取れないだろうと考えてしまう今の私。随分と汚れてしまったものです。
次に雨が降ったら汚れを洗い流してもらおうかとも思いましたが、風邪ひきそうなので止めておきます。
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