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一ノ口流「忘れたこと思い出し術」の巻

誰にでもある「ど忘れ」。
さっきまで覚えていたのに、いつもだったらスッと出てくるのに、映像はうかんでいるのに、ほらアレだよアレと肝心の名称が出てこないことありますよね。私はよくあります。

なので対策として使っているのが「不忘の術」です。

不忘の術とは、記憶と共に体を傷つけ傷跡を見る度に情報を思い出せるようにする忍術。

漫画「信長の忍び」1巻より

……嘘です。大嘘です。使っていません、ごめんなさい。
できれば防御力にステータスを全振りしたいぐらい痛いのは嫌なので無理です。

忍術が使えない。そうなると取るべき手段は一つです。

『忘れたのなら思い出せばいいじゃない』

マリーさんもびっくりの力技です。
……マリーさん? あれデジャヴ

予防ができないなら無理やりにでも思い出すしかない。そんな時に私が実践している二つの方法をご紹介します。今度は本当です。


その壱、【体を動かすべし!】

よく聞く方法ですが、実際に試してみるとよく効きます。
思い出そうとしている時は静止してウーンウーンと頭をひねっている場合が多く、漫画みたいに腕を組んであーでもないこーでもないとブツブツ呟いてウロウロしている人は少ないでしょう。
他人から見たら「この人大丈夫?」案件ですが意外と間違ってなかったりします。
散歩や軽い運動、もしくは入浴などで血行を良くすることが重要です。思い出せない時はとりあえず体を動かしてみましょう。


その弐、【「あ」から順に頭の中で検索をかけるべし!】

その壱でも思い出せない場合は力技です。ローラー作戦です。
やり方は、まず思い出したい事柄(人の顔や映画の場面など)のことを思い浮かべます。次にその思い浮かべたものに「あ」「い」「う」・・・と一文字ずつ当てはめていきます。
面倒くさがらずゆっくりとやるのがコツです。
頭文字がヒットすると流れで思い出せる場合が結構あります。

例えば「織田信長」が思い出せなかったとしましょう。
まず思いつく限りの関連事項を思い浮かべます。
戦国武将・本能寺の変・安土城・大河ドラマ・ゲーム……
同時にゆっくりと「あ」、「い」、「う」と五十音順に当てはめていきます。
……「え」、「お」ときたら「お? お、お、織田信長!」と思い出せるかもしれません。


その壱とその弐を組み合わせると効果のほどは倍率ドン!さらに倍になります(当社比)。

いやそんなことしないでも検索すれば一発じゃないかというご意見ごもっともです。

確かに今の世の中、スマホやパソコンで調べればすぐに答えがわかってしまいます。忙しい現代人にとってはそのほうが合理的なのでしょう。

しかし、人間の体は使わないと退化するだけです。どんどん物忘れがひどくなりさらに思い出しにくくなっていくでしょう。年齢を重ねれば尚更です。
日ごろから自力で思い出す癖をつけておけば脳の老化を少しでも遅らすことができるかもしれません。

何より、ネットで検索するよりも自力で思い出した時のスッキリ爽快感はたまらんものがあります。「出たぁぁぁ」ってやつです。Google先生に教えてもらったら味わえない快感です。

今後「ど忘れ」した時、仕事などの緊急時を除いて、すぐにネットで検索するのではなく頑張って自力で思い出してみてはいかがでしょうか?

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