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カッとなって即批判するのは控えましょう

ロシアによるウクライナ侵略は未だ続いています。

国による経済制裁はもちろんのこと、スポーツやエンターテインメント業界なども声を上げ始めました。

そして音楽業界からの一報が話題になっています。

それは「明石フィルハーモニー管弦楽団」の曲目変更のお知らせです。

当初演奏を予定しておりました、チャイコフスキー/ 序曲「1812年」はロシアがウクライナに侵攻した世情を 踏まえ、演奏を中止することとなりました。

明石フィルハーモニー管弦楽団HPより

この発表に対して、

”チャイコフスキーがロシア人だからといって中止はおかしい”
”なにかあったらすぐ自粛かよ”
”今駄目なものが時間が経ったら許されるというのが意味不明”

などと一見もっともらしい反応が見受けられました。

確かに少し前からクレームを恐れるあまり過剰ともいえる対応が世の中的に蔓延しています。

では今回の曲目変更も過剰な対応なのでしょうか?

答えは『チャイコフスキー/ 序曲「1812年」』という曲の内容にあります。

この曲は「1812年に起こったナポレオンによるロシア遠征」を表現し、最後にはフランス軍を撃退したロシア軍を称えるものです。祝砲の演出付きで。

いかがでしょう? 人によっては内容を知ってても曲目変更や演奏中止はやりすぎという方もいらっしゃると思います。曲自体に罪はないですし状況も違います。

ですがさすがに今現在「ロシア軍勝利を賛美する曲」はいかがなものかと私は思います。なので今回の決断には賛成です。

戦争が終結し裁かれるべき者が裁かれたのちに再開すればいいのではないでしょうか。

一刻も早い戦争終結を祈ります。


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