岩手県南部地方の話
ある年の織姫と彦星の会話(スマホで)。
織姫「今年は『岩手県南部地方』の最北の山で会いましょう」
彦星「オッケーマイハニー!」
織姫「復唱は?」
彦星「『岩手県南部地方』の最北の山で」
織姫「よろしい。じゃあ7月7日、遅刻厳禁ね」
彦星「イエス、マム」
そしてむかえた七夕当日。
お互い『岩手県南部地方』の最北の山に降り立ったのに会えませんでした。
それは何故でしょう?
シンキングタイムスタート!
・・・・・・
終~了~。
答えは、
「二通りの『岩手県南部地方』があるから」です。
こんなん岩手県民か、よほどの岩手通じゃないと無理ゲーですね。
方角を表す「南部」と領主の名前の「南部」。
『岩手 県南部地方』と『岩手県 南部地方』。
うーむ、答えを知った後でも混乱しそうになります。
さて、出会えなかった織姫と彦星はどうなったのでしょう。
スマホを自宅に忘れてきた彦星。
遅いなーまだかなーと待っているうちにいつの間にか寝てしまいました。
何かの気配を感じそっと目を開けるとそこには……。
その後、彦星の姿を見たものは誰もいない。
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