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岩手県南部地方の話

ある年の織姫と彦星の会話(スマホで)。

織姫「今年は『岩手県南部地方』の最北の山で会いましょう」
彦星「オッケーマイハニー!」
織姫「復唱は?」
彦星「『岩手県南部地方』の最北の山で」
織姫「よろしい。じゃあ7月7日、遅刻厳禁ね」
彦星「イエス、マム」

そしてむかえた七夕当日。
お互い『岩手県南部地方』の最北の山に降り立ったのに会えませんでした。
それは何故でしょう?

シンキングタイムスタート!

・・・・・・

終~了~。

答えは、

「二通りの『岩手県南部地方』があるから」です。

こんなん岩手県民か、よほどの岩手通じゃないと無理ゲーですね。

南部地方(なんぶちほう)は、江戸時代に南部氏の所領だった地域。単に南部とも言う。
明治維新前までの陸奥国の北部を占め、現在の都道府県では、青森県の東半分、岩手県の北部および中部、秋田県北東部の一角という3県にまたがる広大な地域である。

Wikipediaより

方角を表す「南部」と領主の名前の「南部」。
『岩手 県南部地方』と『岩手県 南部地方』。
うーむ、答えを知った後でも混乱しそうになります。

さて、出会えなかった織姫と彦星はどうなったのでしょう。

スマホを自宅に忘れてきた彦星。
遅いなーまだかなーと待っているうちにいつの間にか寝てしまいました。
何かの気配を感じそっと目を開けるとそこには……。
その後、彦星の姿を見たものは誰もいない。


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