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『幸不幸は、簡単には分からない!』

◆自分の身に起こった出来事に対して、「一喜一憂し過ぎない」のは大切なことです。

なぜならば、その出来事が今後自分にどう影響していくかは、その時点では分からないからです。

例えば、「人間万事塞翁が馬」という、ことわざがあります。

これまでに一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

読み方としては、「にんげんばんじ、さいおうがうま」と読みます。

このことわざの意味は、
「幸せが不幸に、不幸が幸せに、いつ転じるか分からないから、安易に喜んだり悲しんだりすることではない」ということです。

人生における幸不幸は予測しがたく、禍(わざわい)と思っていたものが、幸運をもたらすきっかけになり、幸運だと思っていたものが、禍をもたらすことがある。

要するに「幸不幸は、簡単に分からない」のです。

◆これは次の故事から来ています。

昔、中国の北方の塞(とりで)近くに占いをする老人(塞翁)が住んでいました。
あるとき、その老人の馬が逃げて人々が気の毒がると、老人は「そのうちに福が来る」といいます。
やがて、その馬はいい馬(駿馬)を連れて戻ってきました。周りの人々が祝うと、今度は「これは不幸の元になるだろう」といいます。するとその馬に乗った老人の息子が落馬して足の骨を折ってしまいました。
人々がそれを見舞うと、老人は「これが幸福の元になるだろう」といいました。その一年後に戦争が起こり、若者たちはほとんど戦死しました。
しかし、足を折った老人の息子は兵役を免れたため、戦死しなくて済みました。(故事ことわざ辞典参照)

というお話です。

別の読み方としては、「人間(にんげん)」ではなく、「人間(じんかん)」と読む場合もあるそうです。

「じんかん」だと、「世間、この世」という意味になり、「世の中のことは何が幸いして、何が禍するか分からない」という意味になります。      


◆自分の身に起こったできごとが、今後どうなるか分からないから、「一喜一憂することはない」ということを頭では理解できますが、人間は感情の生き物で、感情があるから人間ともいえます。

分かっていても一喜一憂してしまうのが人間だと思います。

その出来事が起こったときは、「喜びや悲しみ、安心や心配」など素直な感情を受け止め、適切に表現することも大切なのではないでしょうか

ただ、必要以上に喜んで人に自慢することや、過度に悲しんで落ち込み過ぎることはないように意識することは必要です。

幸不幸があったときは、出来事を素直に受け入れる。

ただし、
「幸不幸がずっと続くわけではない。これからがどうなっていくかは分からない」という視点は持っておきたいものです。

「人間万事塞翁が馬」
この故事を思い出し、変えられない過去や分からない未来に対して、過度に一喜一憂することなく、今を受け入れて、今日一日を大切に過ごしていきたいものです。


【まとめ】

◆自分の身に起こった出来事には、一喜一憂し過ぎない

◆身に起こった出来事は、この先どうなるかは、分からない

◆過去や未来にとらわれ過ぎず、今を受け入れ、今に最善を尽くす



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