『花が咲かないのは、まだ咲く時が来ていないだけ』
「何かをできるようになりたい」と思ったら、まずは、「質より量」を意識した方がいいでしょう。
なぜならば、人が上達するには、一定の回数や時間などの「量をこなす」必要があるからです。
◆ 量が質に転化する
私がいつも意識する様に心がけている法則に「質量転化の法則」があります。
これは、一定の量を積み重ねることで、質的な変化が起こるという現象です。
人は、どうせなら質のいいものを作りたい、いいものじゃないと意味がない、という欲求や願望があります。
しかも、「すぐに、できるだけ早く、労力少なくいいものが得たい」、と自分の都合のいいように考えてしまいがちです。
その気持ちは十分わかりますが、理想と現実のギャップが大きいと苦しくなってしまいます。
現実的には、本当にいいものを得たいと思うならば、ある程度の時間や回数をこなすことが必要です。
そして、量をこなすことによって質が向上し、質が上がればさらに量がこなせるようになる、という好循環が生まれます。
◆ 継続こそが力になる
たとえば、時々、話題になるスポーツや将棋の世界での中学生や高校生の活躍です。
共通しているのは、子供の頃からの毎日の練習の継続です。
本人の能力や性格もあると思いますが、それに加え親などの指導者の存在、継続や上達のための環境が整っていたことも大きな要因だと思います。
幼いころからの練習が生活の一部となり、いい習慣として継続できたことが上達の秘訣なのでしょう。
「継続は力なり」と当たり前のように聞く言葉ではありますが、これが実行できれば、かなりのレベルまで到達できるということがわかります。
◆ 継続を阻害する要因
大人になってから継続を阻害する要因として、最初から質を求めすぎてしまうことがあります。
最初からの目標が高すぎて「できない」「無理」と、できない言い訳を作ってしまいます。
早く成果を出したくて、最初から質を求める気持ちも十分わかります。
しかしながら、「量は質に転化する」という言葉のように、量があっての質であることを理解する必要があります。
量をこなすことに専念していけば、いつか必ず質に変わります。
◆ 人が簡単にできるのには、理由がある
一見、大して量や時間をこなしていないのにできる人っています。そんな人を目の当たりにすると、とても羨ましくなります。
もちろん持って生まれた才能や器用さなどの能力がある場合もありますが、単にその人にとって得意分野であるということに過ぎません。
これまで培ってきた経験や発達した能力が機能しているのです。
表面的には「すぐできるすごい人、羨ましい」というイメージが優先しますが、見えない部分には、これまでの生育環境や経験・努力が隠れています。
人それぞれ発達している部分が違うのです。
たとえば、筋トレをイメージです。いつも使っている筋肉や、いつもやっている動作は難なくできます。しかし、しばらく中断していた後やいつもと違う筋肉を鍛える場合などは、身体が慣れるまで時間がかかります。
単に自分ができないのは、時間や回数などの経験がたりないだけなのです。
◆ 今の自分は、これまでの経験や環境からできている
それぞれの性格や能力に加え、育ってきた生育環境や自分の興味・関心、得意・不得意などが今の自分を作り出しています。
今の自分は、これまでの経験や環境からできています。
どんなきれいな花も、全て同じように咲くわけではありません。
花が咲かないのは、まだ咲く時期が来ていないだけなのです。
できない自分がいると、ダメな自分と責めてしまいがちですが、経験ある人と比べて落ち込む必要はありません。
むしろ、人と比較して自分勝手に落ち込んだり、妬んだりするのは、相手のこれまでの努力や苦労、経験を軽視した、傲慢でわがままな態度なのかもしれません。
いまの自分の状態を理解し、できないのは自分の経験がないだけ、まだ回数が足りていないだけと、受け入れることで、これからすべきことが見えてきます。
「できないのは、自分がダメなのではなく、まだ回数が足りないだけ」
「自分の花は、まだ咲く時が来ていないだけ」
そんな気持ちで、日々コツコツと量を重ねていきたいものです。
【まとめ】
◆「何か出来るようになりたい」と思ったら、まずは質より量を意識した方がいい。
人は回数など量をこなすことで、だんだん上達する。
◆量をこなすことによって、質は上がる。質が上がれば、さらに量がこなせるという好循環が生まれる。
◆まだ花が咲かないのは、まだ咲く時が来ていないだけ
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