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『嫌いな人に対応する3つのステップ』*

◆以前、
「自分が嫌いな人は、自分が創り出している」
ということを書きました。

自分が嫌だと思う部分が
当てはまるように見える相手に

「嫌い」というレッテルを
貼ってしまっているのです。


今回は、
『自分の嫌いな人に対応する3つのステップ』
ということを書いていきます。

◆ 嫌いな人に対応する3つのステップ

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自分から見て
嫌だな、気に入らない、関わりたくない
という人がいる場合

つい相手のことを否定したり、責めたりして
相手の悪いところばかりを見てしまいます。

その人に対して
常に不快に感じたり、イライラしたり

ストレスがたまるようであれば
精神衛生上、健全な状態では、ありません。

その時々の環境が
自分の思い通りに変えればいいのですが、
そうは簡単にはいきません。

変えられない環境の中で過ごすためには、

自分なりの対処法として
自分なりのストレスコントロールが
できるようにしておきたいものです。

そこで、
私のストレスコントロール法
『嫌いな人に対応する3つのステップ』
を紹介します。

私の場合は
「知る」「許す」「はなす」という

3つのステップで
対処することを心がけています。

◆ 知る

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「知る」とは
「なぜ嫌いな人を創り出してしまうのか」という
嫌いな人を創り出す仕組みを「知る」ということです。

以前、書きましたが、
嫌いな人というのは

自分が嫌いだと思う
自分の基準を通して
見てしまっている人です。

つまり、
相手自体が嫌な人ということではなく

自分が嫌だと思う部分を
相手に当てはめてしまう

「嫌な人、製造システム(仮称)」が
自分の中で仕組化されている

ことを理解する(知る)のです。

相手に焦点を当てる意識から
自分に焦点を当てる意識に変える

自分が創り出していると思えば
自分でコントロールするという
対応の仕方があり、

相手に対する嫌な気持ちが
少しは軽減されるのではないでしょうか

◆ 許す

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「許す」というのは

嫌に感じている相手のことを許す
ということもありますが

厳しい基準を持っている自分を許して
もう少し緩くする

という意味です。

「人に優しく自分に厳しい」のは
いいと思いますが、

自分に厳しい人は
できていない人も厳しい目で見てしまいがちです。

「何で、あの人はできないのか」
「ふつう、できるだろ」
「そんなの常識だ」

自分の価値観や、こだわりという基準で
相手を見てしまいがち
です。


理想的なのは
人も許せて、自分も許せる
人にも自分にも優しい、エコな状態です。

「自分は、そう思うけど、まあいいか」
「人それぞれ考え方や価値観がある」
「できているところもあるよね」

自分に優しいというと
つねに甘い人間というイメージを持ってしまいがちですが

「優しいだけ」
「厳しいだけ」ではなく

「厳しさの中にも優しさがある」状態に
自分をコントロールすることができる

「中庸」という言葉のように
偏らないバランス感覚が
持てるのが理想的だと思います。

※ 中庸(ちゅうよう)
 『どちらにも片寄らないで常に変わらないこと。
  過不足なく調和がとれていること。(コトバンク)』  

◆ はなす

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中庸の状態が理想的だと書きましたが、
現実的には、なかなか難しいこともあると思います。

自分自身に余裕がない時は
自分ひとりでバランスを保つことが難しいと思います。

相手が強力過ぎて
自分では到底対処できない場合も
あると思います。

そんなときに自分で対処しようと無理をすると
過剰なストレスで不調になってしまいます。

そんな時には
「はなす」が必要になります。

「はなす」には、いくつか意味がありますが、

私が大切だと思うのは、
「話す、離す、放す」です。

自分の中でどうしようもない出来事に
出会った時は

自分ひとりの中で抱え込まずに「話す」
つまり
相談することが大切です。

人に相談することで
自分の中に抱えきれないものを
自分の外に出すことができます。

人が苦しいのは、
自分の中で抱え込み過ぎて
パンパンに膨れ上がってしまうからです

話すことで
自分の中で膨らんでいたものを
いったん自分の外に出す

そうすることで、
自分が抱え込んでいたものを
自分から「離す」ことができるのです。

自分から離して
心と身体が楽になったところで

「自分で出来ることと出来ないこと」
などを区別
します。

区別することで
自分ではどうしようもないことを
「手放す」ことができるようになるのです。

どうしても
自分では対処できないことが必ずあります。

苦しくなった時は
人に相談することで

「話す、離す、放す」ことになり
少し楽になれるはずです。

余裕ができることで
新たな視点や気づきを得ることが
できるようになります。


◆いろいろなことを
書きましたが

自分なりの対処法があると
安心できると思います。

ポイントは、

✅「自分が健全な状態を保つこと」

です!

「自分を守る」ための

持っていて安心できる
自分なりの対処法を考えてみてはいかがでしょうか


【 まとめ 】

◆人に対してのストレスから
健全な状態を保つには
自分なりの対処法が大切

◆「知る」「許す」「はなす」という
3つのステップで
対処するといいだろう。

◆自分なりの対処法があると
安心することができるだろう。

ポイントは、
「自分の健全な状態を保つ」こと
自分なりの対処法をいくつか持っておきたい。

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