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#縄文 noteまとめ

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縄文に関するnoteで面白そうだなーと思ったもの、面白かったものをまとめていきます。
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#縄文時代

ヒタカミのホツマ旅⑤~三内丸山遺跡(約5900年~4200年前の縄文の大規模集落遺跡)

この記事は2019年(令和元年)8月に青春18きっぷを使い、東京から仙台、秋田、青森を巡ったときの記録です。「ヒタカミ」とは古代東北地方の呼び名で、「ホツマ」とはホツマツタヱという古代文献の略です。 書物で繰り広げられる時代をリアルに体感する ホツマに初めて触れたときに驚いたのは「古事記や日本書紀で語られる神様が実在した人だった」ということ。神話の時代は縄文という実在した時代だった。すなわち、ご先祖様の物語だった、ということでした。そんな視点は今までもったことがなかったので

縄文の芸術家

これは、1万年以上も前の話。

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縄文文化とこれからのSNS社会の共通点

縄文文化について昨日少しだけ触れたのでつづき。 まず縄文文化の交易について。通貨による単純なモノの移動とは異なることを理解してほしい。 実際、階級や経済を中心にした西洋史観では、彼らを理解することは出来ない。 縄文晩期や続縄文時代では確かに相場目安をもとに大陸や朝鮮半島と交易をしていたといわれるけれども、基本的に彼らは僕たちの想像するような物々交換の交易をしていたわけではない。 通貨=勾玉ではないのだ。 例えば船で来たある村の男が、よその村の女を娶った祝いとして勾玉

縄文人と兄

44歳の実兄が今年の3月一杯で20年以上勤務した一部上場企業を退社した。何でも福島で自給自足の生活をするのだという。 ちなみに実兄は結婚をしていて小学校5年生を筆頭に子どもを4人も抱えている。 うちの両親は何を考えているのだと呆れながら、何度も心配を繰り返しているが、僕ら弟や妹達は「あのお兄ちゃんだからね」と至って当たり前の出来事の様に受け止めている。何しろ新聞もテレビも冷蔵庫もないような生活を東京で20年以上も続けていたのだし、それについてきている妻と子ども達がいるのだ

『海と火山と縄文人』展(2014)が是川遺跡で開催された時、十和田湖が実は5900年前に山が噴火してできたカルデラ湖で、十和田火山の爆発の堆積物の上にしか円筒土器が出ないことから、震災によって食糧をたくさん保存できる円筒土器文化が誕生したというのが一番驚きだったドグ。(*´Д`)

須恵器・土器を愉しむ【『縄文土器をよむ』(町田)、縄文人なら通いたくなる「品揃え」の良さ】

「須恵器・土器を愉しむ」では、個人的関心事の須恵器・土師器を中心に「考古・郷土全般」に関する都内および近郊の展示に関する感想・情報を綴っていきます。施設側の情報発信が少なく「どこに何が展示されているのか分からない」ことも多いので、参考にしていただければ幸いです。  今回は、町田駅から徒歩8〜12分の町田市民文化館ことばらんどで開催中の「縄文土器をよむ 文字のない時代からのメッセージ」です。 ■分かりやすい分類展示による「縄文」全体の俯瞰 1000か所以上の遺跡が確認されてい

縄文ZINE、縄文時代を楽しむマガジン

フリーペーパー縄文ZINEは2015年夏から発行され、縄文時代を楽しむ小さな雑誌です。小さいと言ってもその密度はブラックホールに落ちたカステラくらいあり、32ページのどこにも空間が見当たりません。 現在10号まで発行され、新しい縄文ファンを増やすことにいそしんでいますが、その実、取材という名目で各地の遺跡や考古館に訪れ、お話を聞くのがただ楽しいだけというのが本当のところなのかもしれません。 内容は硬派な企画から軟派な企画、トリッキーすぎて何が何だかわけわからない企画もあれ

春の三内丸山遺跡

春から、三内丸山遺跡は有料になりました。 三内丸山遺跡は、青森県青森市三内丸山(さんないまるやま)にある日本最大級の縄文集落跡です。世界文化遺産登録を目指しています。 売店やレストランは、無料エリアです。観覧料は一般410円。(特別展は別途) GWに行ってきたのですが、大勢の来場者で溢れていて、「これほどの人々の入場料がセンターに入るのか!」と思ったら、胸が熱くなりました。 (私は、何目線?? ʕʘ‿ʘʔ) いや、ほんとに一般市民が心配になるくらい、立派な施設を無料