石本浩之@柔道整復師

【調べてわかる知識より現場で明日から使える実学】 をモットーに現場での経験から&quo…

石本浩之@柔道整復師

【調べてわかる知識より現場で明日から使える実学】 をモットーに現場での経験から"生きた"情報を発信中。症例ごとの治療に関するもの、接骨院の保険請求に関する記事が中心です。 千葉県佐倉市で石本接骨院を開業しています。 https://ishimoto-sekkotsuin.com

マガジン

  • 今さら聞けない!?保険請求のこと

    『今さら恥ずかしくて聞けない』『知ってるようで説明出来ない』など保険請求についてはコンプレックスを抱えている先生が多いのが現状です。 『しっかり外傷を診てしっかり請求する』をモットーに、できる限りわかりやすく解説しシリーズ化してお届けする無料マガジンです。

  • 【準備中】治療家なら知っておきたい『靴』のこと

    接骨院に限らず、治療家として日々患者さんの痛みに向き合っていると時々聞かれる『靴』のこと。どのメーカーが良いの?どういうサイズが良い?私に合う靴ってどんなの?といった質問をされることもしばしばあると思います。その際にしっかりとした提案ができるようになるべく、最低限の靴の知識から、各シューズメーカーの特徴などについて投稿していくマガジンです。

最近の記事

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変形性膝関節症のリハビリ戦略

いつも私のnoteをご覧頂きありがとうございます。 今回のテーマは『変形性膝関節症』です。 接骨院に限らず、整形外科、治療院など切っても切れない疾患のひとつだと思います。 接骨院にも相当数来院します。※今回は『ケガじゃないじゃん』という批判はご遠慮下さい。 その時にただデンキを当てるだけ、固くなった大腿四頭筋をマッサージするだけで本当に改善するのでしょうか。 退行性変性だからしょうがないと、惰性で通わせ続けるのでしょうか。 接骨院はケガの応急処置のみならず、地域の

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    • 柔整師の登竜門、『肘内障』を攻略する。

      何ごとでも『はじめて』というのは緊張するものです。 特に医療においてのはじめては『もし失敗したら…』という代償のデカさにビビります。 私たち柔道整復師がはじめてでビビるのはいろいろあると思いますが、個人的にはダントツで『整復』です。(この‘整復’とは骨折脱臼の整復のことです) しかし免許取り立ての新人にそのような重大な行為を任されることは少なく、院長先生や先輩の処置を見て疑似的に体験したり、整復助手に入り徐々に経験を積み整復術者デビューとなることが多いです。 環境によ

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      • 【コラム】柔道整復師とエコーと関係法規

        関係法規という言葉は現場に出ているとあまり聞き馴染みが無くなってくる言葉です。 養成校で学んだ以来教科書は開いていないかもしれません。笑 法律やルールというのはとっつきにくく、後回しにされがちです。 ですが人の体を触る以上、何をやっても良いわけではありませんから、法律などで取締られているわけです。 柔道整復師は医師ではありません。日頃の業務においてやって良いこと、やってはいけないことの線引きがたくさんあります。 先日もTwitter上で議論されていましたが、柔道整復

        • シリーズ第9弾『柔道整復運動後療料』

          いつも私のnoteをご覧いただきありがとうございます。 今回は久しぶりの『今さら聞けない!?保険請求のこと』シリーズ、 平成30年6月1日に新設された『柔道整復運動後療料』です。流石にご存じですかね? 外傷を日頃から見ている柔整師にとっては新設されたプラス改定でとってもありがたいのですが、『突っ込まれるのが面倒で請求していない』という声も未だに聞かれます。 何が突っ込まれるのか、どう面倒くさいのか、具体的に何をしたらいいのか。 この辺りの疑問を解決できるように、今回

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        変形性膝関節症のリハビリ戦略

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        • 今さら聞けない!?保険請求のこと
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        • 【準備中】治療家なら知っておきたい『靴』のこと
          0本

        記事

          ゴッドハンドは本当に不要なのか?

          『ゴッドハンドはいらない』 当院院長がよく口にする言葉です。 •その人が死んだら途絶える •その人が辞めたら出来ない そういった懸念事項から基準化し再現性のある施術によって全員が同じことができるようにする、といった考え方です。 今回はこの『ゴッドハンド』について医療業界、特に接骨院において私個人の見解を述べたいと思います。 そもそもゴッドハンドとは、 医師の神がかった手術や改善困難な症状に対し治療家が一回で治したなど、それを見た•体験した患者もしくは同業者が「あの先

          ゴッドハンドは本当に不要なのか?

          【コラム】『保険使えません』どう伝える?

          接骨院で健康保険を使って施術を受けるには条件があります。 接骨院では急性及び外傷性の『骨折•脱臼•捻挫•打撲•挫傷』に対して健康保険を使用して施術を受けることができます。 (骨折•脱臼は初回処置のみ。2回目以降は医師同意必要。) 健康保険を使用できる条件はこれだけです。 では反対に健康保険の対象外となるのはどういったものでしょうか。 ご覧のようにたくさんあります。 実はこれをどう考えるかが非常に大切だと考えていて、『接骨院だけ縛りが多くて不公平だ!』と考えていては元も

          【コラム】『保険使えません』どう伝える?

          【コラム】仕事中のケガでも健康保険が使える場合がある?

          先日Twitterにてクソツイのつもりで投稿したこのツイート。 個人的にはしょうもないネタツイートだったんですが、意外と反応があり、RTにこのような内容の投稿がありました。 このツイートを見て『???』となりました。ご存じの通り接骨院にかかる際に負傷原因が『仕事中』や『業務中』では労災保険の対象となり、健康保険を使用出来ず労災もしくは自費で対応するのが一般的だと認識していたからです。 詳細を聞くと『自営業・農家・フリーランスの方などの労災保険未加入者は保険を使えると認識

          【コラム】仕事中のケガでも健康保険が使える場合がある?

          『治療難民』のバレエダンサーを救え!

          いつも私のnoteをご覧頂きありがとうございます。 さて今回は『バレエ』についてです。 なぜバレエなのか? 実はバレエの競技特性を理解した医師や治療家が少なく、満足する治療を受けられない『治療難民』とも言えるバレエダンサーが多いのです。 私自身バレエの経験が無いので技術的な指導はできません。 ですが『ケガの専門家』として最低限知っておくべき用語や動作、どういったケガや障害が多いのか。 いまやコンビニより多い接骨院で少しでもバレエの知識を有し、より専門的な治療を受け

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          『治療難民』のバレエダンサーを救え!

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          曖昧なGroin Painにはこう立ち向かえ。

          いつも私のnoteをご覧いただきありがとうございます。 さて今回は、苦手意識を持っている方も多い股関節痛、 『Groin Pain』 について評価から鑑別、施術、運動療法とご紹介していきたいと思います。 なぜ苦手意識を持つ方が多いのか当院の後輩に聞いてみると、 ・症状が曖昧で原因が特定しにくい ・股関節周辺の触診が苦手 ・日常に困らないが運動すると痛がる などがあるようです。 私自身もGroinpainに限らず、股関節痛に対して同じような理由から苦手意識を持って

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          曖昧なGroin Painにはこう立ち向かえ。

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          イップスは治る?そんなものイップスになってから言ってみろ。

          『イップス』という言葉をご存知だろうか。 昨日まで出来ていたことが急に出来なくなる。 こうすれば良いと分かっているのに、出来ない。 私自身、重度のイップスに悩んだ1人である。 キャッチボール中に手からボールが離れない。あれ?と思いグラブを外し右手からボールを取る。 気のせいかと思い、また投げる。またボールが右手にある。 まともにキャッチボールなんて出来やしない。 先輩やチームメイトから嘲笑される日々。毎日誰よりも遅くまで居残り練習した。 キャッチボール相手がい

          イップスは治る?そんなものイップスになってから言ってみろ。

          この1年で情熱の炎が消えかかってしまった人へ

          今年入社した方はもうすぐ1年が経とうとしています。 今の職場はどうですか? 期待に胸を膨らませてた入社時と今を振り返ってみてどうですか? やってみたいことは思い通りに出来ていますか? 憧れの先輩と同じような仕事に就けていますか? ほとんどの方は自分の思い描いていた通りにはいかなかった1年だと思います。 教えてもらえることは雑務ばかり。怒られてばかり。給料は低い。休み無い。 全然思ってた職場と違うわ…。 友人の職場はいいなあ、あんな経験出来て、給料も良くて。福利

          この1年で情熱の炎が消えかかってしまった人へ

          はじまりは単なる『知的探究心』から

          私は『柔道整復師』という国家資格を活かして、接骨院で日々ケガや痛みに悩む患者様の施術をさせて頂いております。 柔道整復師に『なんでこの仕事を選んだの?』と聞くと大抵、 『学生時代にケガをして接骨院の先生にお世話になったから』 『ケガが多かった自分のように悩む学生を救いたいから』 と自らの経験を元に、熱い想いを持ってこの業界に入る方がほとんどです。 私が大学入学直後、クラスのオリエンテーションで自己紹介をするときもクラスの8〜9割は『自分がケガをしたから』と発表してい

          はじまりは単なる『知的探究心』から

          交通事故シリーズ第5弾『一括請求』とは

          交通事故シリーズ早くも5つ目の記事になりました。 これが2021年、最後のnoteとなります。 接骨院で交通事故の患者さんの治療をするためには、保険会社との連絡、連携は必須です。 『この〇〇さんは自賠一括対応でお願いします。』 『この〇〇さんはジンショウで健保一括対応でお願いします。』 この文章を見て?マークが浮かんでしまったあなたは間違いなく知識不足です。 保険会社はこの電話でのやり取りで『〇〇接骨院の先生は無知だな』とレッテルを貼り、その保険会社からの紹介は一切

          交通事故シリーズ第5弾『一括請求』とは

          ばね指治療ならこのnoteを読んでおけ!

          いつも私のnoteをご覧頂き、ありがとうございます。 以前、『ばね指を保存で治しちゃう『固定』のはなし』というnoteを公開し、簡単で効果的なスプリント固定についてご紹介させて頂きました。 そこで予告した通り、今回はばね指治療のコンプリート版です。 このnoteを読むことでばね指に対するコンプレックスが無くなり、自信を持って患者さんに施術を提供することが出来ます。 今回の主な内容は、 という構成です。 専門外ではありますが、ステロイド注射に関してもちゃんと解説しま

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          交通事故シリーズ第4弾『加害者のケガは全額自費?』

          いつも私のnoteをご覧頂き、ありがとうございます。 保険請求マガジン番外編としてこれまで交通事故に関する知識を解説してきました。 シリーズ第1弾:『自賠責保険と任意保険』シリーズ第2弾:『人身事故と物損事故』シリーズ第3弾:『過失割合』 と無料で公開しております。 まだお読みでない方は、こちらもぜひ目を通してみてくださいね。 さて今回は今までの投稿の応用みたいなもので、加害者のケガは誰がどう負担してくれるのか?ということについて解説したいと思います。 自賠責保険や

          交通事故シリーズ第4弾『加害者のケガは全額自費?』

          交通事故シリーズ第3弾『過失割合』

          さて早くも交通事故シリーズも3つ目です。 今回は『過失割合』について解説していきます。 この過失割合の結果、慰謝料の額が変化したり、相手方とトラブルに発展する可能性もあります。 特徴を理解しておきましょう。 1、『過失割合』とは 交通事故は何らかの過失(原因)により起こる場合がほとんどで、お互いに何かしらの過失があると言われています。 当事者双方(事故を起こした者同士)の過失を数値化し、分かりやすくしたものを『過失割合』といいます。 10:0、6:4、8:2、9

          交通事故シリーズ第3弾『過失割合』