『成熟スイッチ』(林真理子)ブックレビュー
昨日の昼過ぎに『俺のダチ。』をブックレビューして、昨日の夜『成熟スイッチ』1回目が読み終わって、今日の昼にもう一回読んで、んで夕方にレビューですよ。スピーディーでしょう?笑
この本は、今残念ながら話題となってしまっている日大の理事長である小説家、林真理子さんの著書。同居している妻の母がこの林真理子さんの小説やエッセイがとても好きらしく、この間飲んだ時にすすめられた。
主たるメッセージとなっていた箇所はあとがきにあった以下の文章。
年を重ねながら、変化を楽しんでいくことを肯定する内容となっています。途中途中にある、お金持ちや著名人との付き合い方とか、小説を書いた際に周囲に言われた実体験とかは、正直僕が林真理子さんのことをよく知らないから『楽しみ切れない』ところがあったけど、気になった点、挙げていきます。
序章:四つの成熟
第1章:人間関係の心得
→人付き合いに関しては、とにかくこちら側からポジティブな思いを表現することが大切と。「ファンです」っていうのは表現の一つであって、笑顔で出迎えるだけでも十分いいよね。
あと、ご自身が書く本へのプライドみたいなものは、『俺のダチ。』でみのるが言っていた“自分のプロレスが評論家に評価されなくても、観客には絶対満足してほしい”的なこだわりに似ていると思った。
第2章:世間を渡る作法
→物事の優先度を見極めて時間を使うことについては、ビジネス本にも共通する考え方。『7つの習慣』にもあったよね。
第3章:面白がって生きる
→人生訓が結構好きかな。あと、仕事が自分の人間力を高めてくれるってのは、稲盛さんの本とも共通する点だと感じた。
読書に関しては、僕自身は数年前から『雑談』『スピーチ』などの苦手克服目的と、『プロレス』『育児』などの娯楽目的で読み始め、だんだん人生観やビジネス本関連の本になっていったけど、そんな読み進め方もあるよね。
あと、若い人に「本物」を教えるためにお金を使うって素敵です。昔大学時代に社会人になったサークルの元先輩がご馳走してくれた「本物」の焼き鳥のレバーの味、たまらなかったもん。
第4章:人生を俯瞰する
→この本に何度か出てくる旦那様のことは、あんまり好きになれないのだけど苦笑
結婚観について言えば、『諦め』とは違うけど、『価値観を広げる作業を通して自分の許容範囲を広げる』ことが大切だと思う。それが結局、『許す』とか『諦める』とかじゃなくて、『認める』『理解する』に繋がると思うから。そんな捉え方もどうでしょうか、林真理子さん?笑
てなわけで、一気読みしてしまいましたよ、この本。
ボリューム的にも読みやすかったし、あと僕の噛み砕きが浅いこともあって、スラスラ読めた。もう少し年齢を重ねて何度か読むと、また味が変わってくるのかもね。
さてさて、次は会社の社長が薦めていたビジネス本を読み始めています。かなりなボリュームなので、レビューまではしばしお時間を笑
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