めっちゃ好きな本、見つけました。この本、すんげーよかった。
稲盛和夫さんは京セラや第二電電(現KDDI)の創業者。今年8月24日に稲盛さんが亡くなられたことも本購入のきっかけではあったけど、実は前からとても興味を持っていた方でもあった。2010年、稲盛さんが日航の会長に就任した際、TVのインタビューかなんかで就任の理由を「年寄りとしてそろそろ社会のお役に立てればいいなと思った」みたいなとても謙虚で崇高なコメントをしていて、当時大学4年の僕にとってはそれがとても印象に残っていた。
そんなわけで読んだこの本。書いてあることはタイトルのとおり『生き方』について。曰く『人生や仕事の結果=考え方×熱意×能力』であり、考え方がマイナスだと人生の結果もマイナスとなってしまう。そしてその肝となる考え方は、引用すると以下の文に集約されている。
いわゆる『利他の心』と『足るを知る』。これにより魂を磨くことが生きる目的なのだと。たまらないぜ、レビューします。
プロローグ
第1章:思いを実現させる
→稲盛さんと松下幸之助さんが繋がっていることが豪華すぎる。。。
思うことの大切さは『成功の掟』、連続する今を必死で生きることの重要性は『嫌われる勇気』とも共通するな。
第2章:原理原則から考える
→この人生の方程式は心に刻んでおこう。また、好きであることが重要であり、仮に好きでないのならひとまずうだうだ考えずに一心不乱に取り組むことが結果楽しむことに繋がるってのは、仕事だけでなく育児とか家事とかっていうやらなくてはいけないこと全般への向き合い方として共通すると感じた。
第3章:心を磨き、高める
→利他の心、美しく崇高だ。尊い。
そして働くことを懸命にするからこそ、趣味や遊びが心から楽しめるって、本当にその通りだと思う。僕自身の仕事観もまんざら間違っていないんだなと思った。
第4章:利他の心で生きる
→『利他の心』からの『足るを知る』、絶品。日々心に刻み、子供にも伝えていきたい。
第5章:宇宙の流れと調和する
生きる目的を明示し、そのために必要な考え方が克明に描かれていたこの本。人生の方程式についても至極共感した。僕は現時点はまだまだつまらない人間だけど、日々どうあるべきかを見つめながら、少しずつでもいい人間になっていきたいと思う。
稲盛さん、ご冥福をお祈りいたします。