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麻雀。それは一生できる最高の趣味

夫は麻雀が好きで、休みの日には雀荘へ出かけ麻雀を打ったり、AbemaでMリーグという麻雀プロのリーグ戦を見ていたりする。

私も麻雀が好きだ。最近は全然打ってないけど麻雀を考えた人は天才だと思っている。

付き合っている人にすぐ影響を受けてしまう人間なので、大学生の時付き合っていたりょーくんに麻雀のルールを教えられて、「麻雀セット買ってよ」と言われるがままにドンキにダッシュ(通称ドンキダッシュ)して麻雀セットを購入し、1K6畳の我が家ですし詰め状態で毎晩麻雀をしていた。徹夜で麻雀をすることを徹マンと言います。

麻雀面白すぎる。もっと麻雀とお近づきになりたい。

と思った私は麻雀を覚えてすぐに雀荘にアルバイトとして応募。女の子は大体お茶汲み係的な立ち位置で仕事をすることになるが、たまに卓について常連さんたちに混ざって打たせてもらったこともあった。

初めて打った時手が震えて麻雀牌を全部倒したのは苦い思い出だ。常連さんは笑ってくれたが、それは私が女子大生だったからで、今やったらブチギレられるだろう。

麻雀は多くの人が楽しめる

麻雀を知らない人にとっては、なんだかちょっとアンダーグラウンドな人たちがやるイメージがあるのではないだろうか。

麻雀の「麻」が麻薬の「麻」と被っていることが、善良な一般市民を寄せ付けない原因なのではないかと考えている。「真雀」だったら、もっと真っ当な感じがするけど、今度は面白くなさそうになっちゃうから漢字って難しい。

麻雀というのは、アンダーグラウンド民だけが楽しむものではない。ルールさえ覚えてしまえば誰でも楽しめるボードゲームだ。

雀荘では仲良し4人組のおばあちゃん達が卓を囲んでいる姿をよく見た。手先と頭を使うから認知症の予防にとてもいいのではないかというのが私の見解だ。

昔予備校で働いていたことがあるが、担当していた生徒の1人に、よく家族で麻雀を打つと言っていた子がいた。小学生の頃から麻雀のいろはを叩き込まれていたらしい。

このように、麻雀は子供からおじいちゃんおばあちゃんまで楽しめる知的な遊びだ。

オンライン麻雀もいいが…

麻雀は基本的に4人集まらないと成立しない。3人で麻雀をする三麻(さんまと読む。魚じゃないよ)というものもあるが、運要素が強まるので私はそんなに好きではない。思考と運のバランスが良いところも麻雀の魅力だからだ。

この、4人集めるというのが最初はハードルが高いんだろうな。類は友を呼ぶので、麻雀をやる人の周りには麻雀をやる人が集まり、やらない人の周りにはやらない人が集まる。

周りに麻雀をやる人がいない場合の選択肢として、オンライン麻雀というものがある。ネットでできる麻雀のことで、見ず知らずの人とマッチングして戦うのである。

私もりょーくんから麻雀を教わる前にオンライン麻雀をやったことがある。その時はルールもよくわからず、適当にタップして、気付かぬうちに勝ったり負けたりしていた。

ルールをしっかり覚えようと思うほどハマらず、直ぐに飽きてしまった。

しかし、知り合いとワイワイ喋りながら実際の牌を触ってやる麻雀というのはなかなか中毒性があり、一晩で虜になった。


ところで、私は牡蠣が大好きだ。

牡蠣が原因でノロウイルスになった後も性懲りもなく牡蠣を食べ続けてきた。

しかし、この間のクリスマスに夫と食べた牡蠣がとんでもなく不味かった。衝撃的な生臭さ。こんなにも不味い牡蠣があるのかと聖夜に涙を流した。

そこで思った。

人生ではじめて食べた牡蠣がこの牡蠣だったら、牡蠣のこと嫌いになっていただろうな、と。

牡蠣と麻雀は一緒だ。

人生ではじめてやった麻雀がオンライン麻雀だったら、ひょっとしたら麻雀自体を面白くないと判断してしまう可能性もある。

実際、私の周りにはオンライン麻雀から入って離脱してしまった人がたくさんいる。

しかし、知り合いばかり集まったリアル麻雀ならば、好きになる確率がかなり上がるのではないだろうか?教える人の腕にもよるだろうが、少なくともワイワイお喋りしながら楽しめる。

ということで、これから知り合いに麻雀を普及させようとしている方々には、ドンキダッシュをキメて麻雀セットを購入するか、雀荘に連れて行き実際に牌を触りながらワイワイやっていただくことをお勧めしたい。

麻雀始めたいけど麻雀を打つ知り合いがいないという方は、どうしよう…。最初から雀荘でフリーで打つのはなかなか難しいと思うので、やっぱりいったんドンキダッシュして麻雀牌を買い、友達や家族を巻き込み、みんなでルールを覚えるというのはいかがだろうか。

一生の趣味、麻雀

最近の私の趣味はこうやってnoteに記事を書くことだが、60歳以上まで生き残れた場合は、麻雀を趣味に仲間入りさせることに決めている。

認知症予防のためだ。

うちのばあちゃんは認知症になって、20歳の私に「あんたは55歳かい?」と吐き捨てた。許されざる暴言である!

私は認知症になって孫を傷つけたくない。年を取ったら夫と2人で雀荘へ行き、常連の仲間と麻雀を打つ。そう決めている。

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