幸福の幸と福という漢字、成り立ちが違う。
幸福という熟語にある「幸」と「福」の漢字。どちらも「しあわせ」を意味しています。そして、「さいわい」と同じ読みをします。
しかし、漢字の成り立ちは大きく違いました…
「幸」は「手枷」からできた漢字
捕まり、手枷をかけられたのに、そこから逃げ出すことができた。だから「幸い」という漢字が出来上がり「しあわせ」を表すようになったそうです。
「幸」のしあわせは、偶然による「しあわせ」
他力によって生み出された「幸い」を意味している。
「福」は神様へ捧げる意味のある漢字
神様への捧げるお酒と捧げものを置く台から出来上がった漢字。神様へ捧げるという行為が「しあわせ」であるという意味を含んでいる。
「福」のしあわせは、能動的な「しあわせ」
自力によって生み出された「福(さいわい)」を意味している。
受け身な「幸」のしあわせ
主体的な「福」のしあわせ
同じ意味を表す漢字であっても、成り立ちを学んでみると新しい視点が生まれてきます。そして、偶然を待った受け身な「幸」ではなく、主体性を持って能動的に「福」を取りにいくという意識も必要だと思いました。
漢字の成り立ちを学ぶことは漢字に込められた意味や意図、意志を学ぶことができます。幸と福、どちらも小学3年生で習う漢字でした!
戦後、GHQによって日本国から漢字を無くし、ローマ字のみにしようという試みがあったことも学びました。(また、どこかで書きます!)
子どもたちに幸福になってほしい…
受け身なしあわせ(幸)だけではなく、
能動的なしあわせ(福)も手に入れよう!
最後までお読みいただき、ありがとうございます。😊
今日の記事はこちらのツイートが元ネタです。
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