ishiori

インド音楽の演奏をしたり、日本画を描いたりしています。 インドリズムサークル「taalmandali」 アート&デザイン「Studio Siwun」 ishidashiori.com

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    最近の記事

    ホーリーに、春の色を塗りたくる。(インド修行の思い出)

    春(または夏)を祝う「ハッピーホーリー!!!」 「ホーリー ハイ! ホーリー ハイ!!」 外からハイテンションなあいさつや掛け声やどこからともなく聞こえてきます。 ホーリーの日は、朝から賑やかです。 ホーリー Holi は、別名ヴァサント・ウットサヴ(直訳で「春まつり」)とも呼ばれるように、「春の訪れを祝う、カラーフェスティバル」として知られています。 が、私的には、いやいや、これって「夏の訪れ」では?と毎度思っていました。 ベンガル歴を見てみましょう。 大きい数字で

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      • サラスワティ・プジャに、音楽の贈り物を。(インド修行の思い出)

        サラスワティプジャについてサラスワティは芸術と学問の神様で、 そして美しい女性神なので、とても人気があります。 日本でも、弁財天のルーツということで有名ですね。 ヒンドゥー教は多神教で、地域や家庭、職業によってそれぞれ一番に崇拝する神様が違っていたりします。 Puja(「プージャ」、ベンガルだとほぼ伸ばさず「プジャ」。祭祀、神事、祈り)の日も神様ごとに設定されていますが、音楽家の家はなんといってもサラスワティがメインの神様ですので、サラスワティ・プジャは特に盛大にやります。

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        • 日本にもチャイ屋があればいいのに。 - - インド・コルカタのチャイ屋事情と、チャイの作り方(ざっくり)。

          ここらでお茶を一服。「チャイ」でもいかが? 「チャイっていうのは、アレですよね、ミルクティーで、生姜やスパイスが入っていたりする・・・」ってな具合に、日本では浸透しているのだろうか。 私、インドに通うようになってから「チャイ」が身近になりすぎて、一般的にどうなのかわからなくなってしまった。 ・ミルクが入っているかどうか ・スパイスが入っているかどうか ・砂糖が入っているかどうか ・ミルクで茶葉を煮出しているかどうか ・インドっぽいかどうか こんなことが、議論(?)になっ

          • ベンガルの偉人たち、その2 -- コルカタ・メトロの旅は、駅名に注目!

            以前、"ネタジ" チャンドラ・ボースと、"中村屋のボース" ラシュビハリ・ボースのことを書いた。 しかし、実はコルカタに通い始めるまでは、そういったベンガルの偉人をよく知らなかったし、 チャンドラ・ボースとラシュビハリ・ボースの区別がつかなかった私だが、メトロの駅周辺をうろうろしているうちに、徐々に覚えていった。 ・シャンバザールにあるのがチャンドラ・ボースの像。 ・ネタジババンはチャンドラ・ボースの家。 ・カーリガート駅前のラシュビハリ・アヴェニューが、日本に帰化し

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            ベンガルの偉人・まとめ! - - 日本とも関わりの深い「ボースさん」

            6月某日のヌーベルミューズのラジオでは、ベンガル人によくある苗字でもある「ゴーシュ」さんや「ボース」さんの話題になった。 そこで、ベンガルの偉人のうち、日本と関わりの深い「ボースさん」について、NAVERまとめのように、補足しておくことにした。 ※カタカナ表記は、ベンガル人の発音に近いものにした。 ベンガル語は、長音はほとんど伸ばさず、スの発音はシュに、母音のつかない「ア」は「オ」寄りに聞こえる。 ※トップ画像のスケッチは、コルカタ「シャンバザール」の五差路にそびえる、

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            頭で理解するか?体で理解するか? - - インド音楽のキメ、「ティハイ」について

            3度のメシより、Tihai ! Tihai ! Tihai ! インド音楽の演奏家は、「ティハイ」を考えはじめたら朝であれ夜であれとまらない。 「ティハイ」は、インド音楽のリズムテクニックとして欠かせないものだ。 前回は、とりあえず感覚的に伝えたいと思い、「さくらさくら」の最後を「ティハイ化」してみた。 「サム」(1拍目)の重要性と「ティハイ」の目的や構造について、私なりに書いてみたので、先にお目通しいただければうれしい。 「ティハイ」の構造 さて、今回は、「ティハイ

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            終わりは、はじまり。 ループするリズム。- - ティハイについて

            「じゃあ、ソロの終わりにティハイやるから、サムから入ってね!」なんてうっかりクセで言ってしまうのだが、インド音楽家でないにもかかわらず応じてくれる奏者がいるのは、なかなかありがたいことだと思うと同時に、とても便利なシステムだとも思う。 インド音楽用語で「ティハイ」というのはあるひとまとまりの完結を提示するテクニックで、「サム」(ベンガル語ではちょっと訛って「ショム」)というのは1拍目のこと。 今日は、これをちょっと説明してみたいと思う。 「サム」の重要性 インド音楽は1拍

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            「タブラの楽譜ってあるんですか?」という問い。 - - リズム記譜について

            先日、『インド音楽に楽譜はあるんですか?という問い』に応える記事を書いた。記譜法も浸透はしているけど、長年口承で伝えられてきたニュアンスのようなものは、やはり口承でないと受け継がれていかないよね、という内容で。 もちろん、タブラも同じである。 私の一番初めの師匠マッラー・ゴーシュ師は、「ノートに書いたものを見て練習しても、実際に演奏するときにノートがないと演奏できなくなってしまう。まずは覚えて、空で歌えるようになってから叩く練習をしなさい」とよく言っていた。 それで、コル

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            半音の切なさは、日本人の心か、インドの夜明けか - - 音階について

            (写真は、インド古典音楽の祭典「ドーバーレーン・コンサート」の帰り道。2019年1月コルカタの夜明け。コンサートは夜8時くらいから朝6時くらいまで開催され、コンサートの最後には夜明けのラーガ「バイラヴィ」が演奏されるのが鉄板。) 以前にも書いたが、ヌーベルミューズの曲に「SAKURA」というのがあり、これは日本古謡「さくらさくら」とインド古典音楽のラーガ「グンケリ」をベースにアレンジされたものである。 「さくらさくら」の音階については、二十五弦箏の千絵子さんからは様々な角

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            「サ」は音の誕生、そして音の王様を意味する、ということ - - インドの音階サレガマについて

            音名というのは、国によって本当に様々。 やっぱり、イタリア式の「ドレミファソラシド」が一番知られているのだろうか。 それとも、英米式の「C D E F G A B C 」の方が世界基準だろうか。 日本式の「ハニホヘトイロハ」は、「C D E F G A B C」を日本語のいろは順に当てはめた感じだろう。 そう考えると、インド式の「サレガマパダニサ」は、コンセプト的には「ドレミファソラシド」の方の仲間と言えるのだろう。 「ドレミファソラシド」は、グレゴリア聖歌の「聖ヨ

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            「インド音楽に楽譜ってあるんですか?」という問い。 -- 記譜について

            5月某日のインスタライブ「ヌーベルミューズ・トーク」では、楽譜の話になった。 確かに、「インド音楽に楽譜ってあるんですか?」と聞かれることは多い。多くの方々にとってインド音楽は、まだまだ未知の世界なのだろう。そこで、ざっくりとではあるが、私なりに理解していることをまとめておきたいと思う。 まず、楽曲の楽譜というものは、ない。 北インド古典音楽についていえば、楽譜を再現する音楽ではなく、即興で演奏される音楽だからである。 ただ、記譜法は、ある。 即興で演奏されるとはいって

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            ヌーベルミューズトーク、ことはじめ。ことのことを少し知る。 - - 箏について

            二十五弦箏とシタールとタブラのバンド「ヌーベルミューズ」で、トーク番組をやることになった。流行りのライブ配信である。前々からバンドとしての動画配信を視野にいれていこうという話は出つつも後回しになっていたところだが、とりあえず何でもいいからスタートしてしまおうと背中を押されたのは、コロナ禍があったからかもしれない。緊急事態宣言発令からちょうど1ヶ月、5月8日のことである。 さて、今やライブ配信アプリはたくさんあるけれど、ことはじめとして、まずは気軽にできそうな「インスタライブ

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