#シェアハウスの日常 イチゴパイ(102/365)
シェアハウスに住んでいたら、それぞれの実家から届け物があります。
お菓子だったり、インスタント食品、実家が農家だったら野菜も頂いたりします。
どこの実家も娘・息子がシェアハウスに住んでいると知っているので、毎回その量は大量になります。
ありがたい限りです。
そして先日も大量のイチゴを頂きました。
スーパーに売っているワンパックとかではなく、ダンボールで。
でも「賞味期限そんなに長くないから早めに食べてね」とのこと。
今日のデザートはイチゴやなぁなんて話していたところ、ちょうど一人が仕事帰りにパイ生地を買ってきてくれました。
「そのまま食べてもいいけど、せっかくこんなにあるなら何かアレンジしたいじゃん」と思って、ナイス判断をしてくれました。
ホントはタルト生地なんかが売っていたらそれを買って乗せるだけにしたかったらしいですが、なかったのでパイ生地にしたそうです。
というか、具材乗っけてオーブンに入れるだけのパイ生地なんて売っているんですね。
基本シェアハウスの女性陣はお菓子作りは生地をこねるところから行っているので、そんなものがあるなんて、お菓子作りなんてしたことない僕は知りませんでした。
早速、晩ごはんを作る傍らでイチゴパイ作りもスタートです。
超簡単なパイ作りは男子2人が担当します。
まず、2mmくらいの厚さ約10cm四方の生地が2枚入っているので、1枚をバターを薄く塗ったお皿の上へ乗せます。
しかし、早くもここで問題発生です。
バターがありません。
でも、くっつかなちゃいいんでしょと思ってオリーブオイルで代用しました。
そしてもう1枚の生地は1cm間隔くらいで細長く切り込みを入れていきます。
あとは、お皿の上のパイ生地にヘタを取って半分に切ったイチゴを敷き詰めて、さっき切った細長いパイ生地を格子状に並べていきます。
最後にイチゴがこぼれないようにパイ生地の四辺を内側に巻き入れてパイっぽくして、パイ生地に卵黄を塗って準備完了です。
後はオーブンに入れて30分ほど待つだけです。
こうやって文字にしてみたらあっという間ですが、普段お菓子作りなんてやらない男子がやっているものなので、パイ生地の袋の裏の説明とにらめっこしながら、この準備が終わる頃には晩ごはんも完成していました。
ま、ちょうどいいタイミングなので、晩ごはんを食べながら焼き上がるのを待ちます。
おかずのホッケが骨だらけになってきた頃、甘くていい匂いがしてきました。
そして、みんな食べ終わりお皿を流しに持っていったところで、焼き上がりを知らせるメロディが流れます。
生地を乗っけていたお皿が熱すぎたので火傷に気をつけながら、いざ取り出します。
「おぉちゃんとイチゴパイになってる!」
なんとも当たり前の事に感動しながら、包丁で切っていきます。
「サクッ」
おいしそうな音も聞こえてきます。
いざ口に入れてみると、やっぱりちゃんとイチゴパイになっています。
イチゴも焼かれた事で、形を崩してはいますが、甘くて美味しい。
あっという間にお皿は空になりました。
イチゴも大量にあったのでジャムとかにしても良かったんですが、せっかく新鮮なものだったので、イチゴパイにして正解でした。
しかも、こんなに簡単にパイが作れるなんて。
こりゃ、また〜パイを作る日が遠くないかもしれません。
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