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子どもたちと考える未来のたまプラーザ[SIWR#17]

〜子どもたちと未来を考えるワークショップ〜

「インターン・ワークショップ・レポート」は、大学生によるワークショップ現場の率直レポートです。2018年から冊子として発行してきたものをnoteでは新旧織り交ぜて紹介していきます。
note版#17は、椿崎さんによる『わたしの住みたい粘土のまち”青空が丘のくもプラーザ”ワークショップ(2018年2月25日)』のレポートをお届けします。

子どもたちが想い描く未来のたまプラーザ

横浜市青葉区のたまプラーザにある「PEOPLEWISE CAFE」。ここで、たまプラーザに住む1〜3年生の子どもたちに“自分たちが住みたい未来のたまプラーザ”を想い描いてもらいました。この日行ったのは、粘土でつくる「わたしの住みたい粘土のまち“青空が丘のくもプラーザ” 」ワークショップです。

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まずは子どもたちが一人ずつ自己紹介をして緊張をほぐし、くもプラーザの紙芝居を見てもらいました。

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くもプラーザのイメージがついたところで、より具体的に想い描いてもらうために、どんな人が住んでいるのか考えます。そしていよいよ、粘土で形づくり。

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「PEOPLEWISE CAFE」にあるまちの模型を5つのブロックに分けて一人1ブロックずつ担当し、それぞれが粘土で住みたいまちをつくっていきました。最後は一人ひとりが自分のつくったまちをみんなに発表して、それぞれの作品を合体させて“青空が丘のくもプラーザ”の完成です。

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一人よりも、みんなでやるほうが楽しい

参加者が少ないこともあり、最初は「時間内に終わるかな」と心配していたのですが、いざはじまると子どもたちの手は止まりません。まわりで見守っていたお父さん、お母さん、そして私たちスタッフも入り混じってわいわいと盛り上がり、あっという間に時間が過ぎていきました。

白い粘土でくもを表現したまちはどんどんにぎやかになっていき、個性あふれる素敵な“くもプラーザ”のまちができあがりました。親子で「何つくってるの?」「美術館だよ」というような会話を交わしたり、協力してつくったりしている様子はほほえましかったです。

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また、頭で考えているだけよりも手を動かすことで、まちを考えることがもっと楽しくなります。他の人が持っている材料を使ってみたり、つくっているのを見てマネしてみたり、1人では思いつかなかったものが生み出されるのもワークショップの面白さだと実感しました。

まちを考えるきっかけに

普段、自分たちの暮らしを振り返ることはなかなかないと思います。今回のワークショップをきっかけに、子どもたちが自分たちの住むまちのことを見直して、より良くしたいと考えるようになってくれたら嬉しいです。まちのことを考えることが楽しくできれば、自分たちの住むまちのことをもっと好きになってくれるのではないでしょうか。未来のたまプラーザがどんな風になっているのか、楽しみです!

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○インターンレポーター:青山学院大学社会情報学部社会情報学科3年 椿崎真菜(開催当時)
○ワークショップ名:わたしの住みたい粘土のまち”青空が丘のくもプラーザ”ワークショップ(東急電鉄)
○開催日時:2018年2月25日
○実施場所:たまプラーザ PEOPLEWISE CAFE
○参加者:たまプラーザに住む子どもたちと保護者の方たち
○テキスト校正・添削:鈴木徳子(Writer/Editor)
インターン・ワークショップ・レポート
「インターン・ワークショップ・レポート」は、石デ(石塚計画デザイン事務所)のまちづくりワークショップの現場を体験した大学生の率直レポートです。
現場の様子が丁寧に綴られているだけでなく、ほっこりする感想や、意外な視点もあり、プロのファシリテーターも当日を振り返って刺激を受ける内容が詰まっています。
2018年から冊子として発行しているものをnoteでも新旧織り交ぜて掲載していきます。

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