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韓国ドラマ「それでも僕らは走り続ける〜RUN ON」

主演:イム・シワン、シン・セギョン、スヨン(少女時代)、カン・テオ
2020年 全16話
いしゃーしゃ的オススメ度:★☆☆☆☆
(写真=Netflix公式サイトより)

韓国ドラマ「ミセン」でイム・シワンが良かったし、評判も良かったので視聴してみた本作、完走したものの、全然ハマれない、イカしてないドラマだった。正直、挫折しなかったのが不思議。

弱いストーリーライン

あらすじはシネマトゥデイのサイトより。

陸上選手のキ・ソンギョム(イム・シワン演)と翻訳家のオ・ミジュ(シン・セギョン)が出会い惹かれ合う物語。後輩の暴力事件をきっかけに、ソンギョムは“正しく”あろうとするが、議員の父親やさまざまな壁が立ちはだかる。しかし、ミジュとの出会い、後輩ウシクの暴力事件をきっかけに、自分が思うままに人生を歩み始めるようになる。サブカップル的に、大企業ソミョングループの会長の娘で、スポーツ事業の会社の代表を務めるソ・ダナ(スヨン演)と、ある絵をきっかけに出会った美大生ヨンファ(カン・テオ)のストーリーがある。

7話目ぐらいまでは割と面白く、楽しみながら視聴した。それぞれの出会い、そして知り合っていく過程が丁寧に描かれており、その点は良かったと思う。しかし、「わぁ!」と感動したり、キュンキュンしたりできる出来事もなく、全てが淡々と進んでいく感じである。これはこれでいいのだと思うが、どうもパンチがなくて、あまり印象に残らない。

また、アスリート、映像翻訳、アイドルやタレントのマネージメント、俳優、政治家といった、様々な職業の人物が登場し、その仕事についてや問題、悩みなどについても触れられるが、ごちゃごちゃとしすぎて、どれも中途半端感が大いにあった。家族問題もあるが、なんせかけ離れた超大金持ちのふたつのファミリーの話なので、どうも親近感も湧かない。

個人的には、ヴィンチェでやはりハラハラドキドキしすぎたか、香港版「おっさんずラブ」で笑いすぎたか、あるいは今見てるタイドラマがドロドロで強烈すぎるのか。。。本作の持ち味というのが楽しめなかったのかもしれないし、もしかしたら視聴する時期を間違えたのかもしれない。多くのポジティブなレビューを見ていたので、期待しすぎというのもあったのかな。

全世界の字幕翻訳者の方へ感謝!

辛うじてオススメ度に星を一つつけているが、この星はドラマへではなく、本作でもミジュの仕事として取り上げられた、映像翻訳、字幕翻訳という職業に従事する方々へ捧げたい。1年以上続く全世界におけるロックダウン&ステイホームの期間を、豊かなものにしてもらえたのは(少なくとも私は!)、各種動画配信サービスにより視聴可能になった世界各国のドラマや映画のおかげである。そしてそれらを楽しむことができたのは、なんと言っても字幕のおかげである。

字幕翻訳といっても、ただ単に外国語を訳すだけではなく、タイムコードを管理しながらスポッティング、セグメント分割といった様々な作業があり、いくら映画のエンドロールの最後まで見ても、全員の名前は出てこないこともあるだろう。
なので、本作ではこんな仕事もあるんだと映像翻訳に焦点を当てた点は高く評価したい。

全世界のプロ、アマチュア、有志、ボランティアの、あらゆる言語コンビネーションの映像翻訳、字幕翻訳に従事する皆様、感謝です!


こちらはOSTの一曲で、ダナとヨンファのカップルがフォーカスされているトレーラーとなっている「Starlight」という曲♪


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